北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
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教員の紹介

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専門分野

青年期教育論

学院所属

生涯学習論講座

メッセージ

現場・実践にかかわることと研究とを両輪として探求を深めてきました。

専門領域

社会教育、青年教育、女性・ジェンダーと教育

研究テーマ

青年期を多様な教育実践から考える

研究の内容を表すキーワード

青年、若者、労働、社会教育、青年教育、繊維女性労働者、働きつつ学ぶ、定時制高校、共同学習、生活記録、自己形成

研究の詳細な内容

 子どもが大人になる過程を社会的・歴史的な視点を踏まえて検討する。具体的には次の3つを研究の視点として意識している。(1)教育・労働・福祉といった関連領域を横断的にとらえながら現代的な若者問題に応えること。(2)地域社会における具体的実践と照らし合わせながら検討すること。(3)「地方」や助成・ジェンダーなど社会の「周縁」から問題をとらえ返すこと。これを踏まえ、現在は以下のような研究活動を展開している。①地域共同体の変容と「青年」および青年集団の歴史・現状に関する研究。具体的には、全国の地域青年団、東日本大震災被災地域や北海道の農山村地域における若者の生活や仕事と社会活動、青年教育・ユースワークの実践に注目している。②若者の「不安定就労」を支える労働・社会・教育システムの歴史・現状に関する研究。具体的には、繊維産業女性労働者の歴史、勤労青年教育、「多様な」定時制高校・短期大学と企業・地域社会との関係に着目している。これらを通して、大人になる過程における若者たちの自己形成とそれを支える実践の条件を探究する。

略歴

2000年、お茶の水女子大学人間文化研究科単位取得満期退学。早稲田大学・千葉大学・神奈川大学他非常勤講師を経て、2011年より東海大学課程資格教育センター特任講師。2013年4月より現職。

主な研究業績

【著書】

  • 「第一章 戦後農村における生活改善と女性」『<食といのち>をひらく女性たち 戦後史・現代、そして世界』農山漁村文化協会、 2018年
  • 「青年の学びと若者支援」『社会教育・生涯学習ハンドブック(第9版)』エイデル研究所、2017年10月
  • 『繊維女性労働者の生活記録運動:1950年代サークル運動と若者たちの自己形成』北海道大学出版会、2015年

【主な論文】

  • (単著)「記録と教育研究―社会教育実践の視点から」日本教育学会『教育学研究』第82巻第2号、2015年
  • (共著)「田舎」の青年の労働と学習―地域青年団活動の視点から―」日本社会教育学会編『労働の場のエンパワメント』東洋館出版社、2013年、(編)『生きる~東日本大震災と地域青年の記録~』第1号~第4号、2012年~2016年、(編・解説・資料作成)『紡績女子工員生活記録集(第Ⅱ期、全5巻)』日本図書センター、2008年
  • (単著)「生活記録運動の系譜に関する考察―戦前における教育実践とのかかわりから―」神奈川大学教職課程研究室『神奈川大学心理・教育研究論集』第26号、2007年
  • (単著)「戦前における繊維『女工』と書くこと・生活記録」日本社会教育学会『日本社会教育学会紀要』No.42,2006年、(共著)『女性センターを問う―「協働」と「学習」の検証―』(第2章)新水社、2005年

【その他(編集・解説、報告)】

  • (単著)「繊維産業における女性労働者の雇用と教育―「働きつつ学ぶ」多様な形態と若者の生活・労働・教育に関する研究への構想(その2)」『青年期教育』北海道大学青年期教育論研究室(年次報告2015)、2016年5月
  • (単著)「曙ブレーキ福島製造㈱進学就職制度(保専生制度)―「働きつつ学ぶ」多様な形態と若者の生活・労働・教育に関する研究への構想(その1)」『青年期教育』北海道大学青年期教育論研究室(年次報告2014)、2015年5月
  • (編・解説・資料作成)『紡績女子工員生活記録集(第Ⅰ期、全7巻)』日本図書センター、2002年ほか

所属学会

日本社会教育学会、日本教育学会、日本女性学会、国際ジェンダー学会

担当する授業

学部:教育学概説(教育と社会2)、青年期教育論、専門演習。
大学院:生涯学習調査実験Ⅰ、青年期教育論

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