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- 教育社会科学分野
青年期教育論
テーマ
多様な実践から青年期と教育を問う
紹介
百年前の子どもはいつから大人になったのでしょうか?
異なる時代と文化に目を向けると違う「大人」と「大人になる」過程が見えてきます。大人への成長を人びとはどのように考えていた(考えていなかった)のでしょうか。これは今日、若者問題と言われるものが、なぜ、どのようにして問題と考えられるようになったのかを知ることにつながります。
現代の若者が直面する現実的な困難をどう考えるかという大きな問題も突きつけられています。学校教育・労働・家族関係のあり方が複合的にかかわる問題を 若者の側の視点から統合的に検討しようとするのが青年期教育研究の特徴です。その際、「地方」や女性・マイノリティの視点を手がかりにすることも重要にな るでしょう。他者(仲間)との関係の中で個人と周囲が相互に変わってゆく実践への着目から現代の社会での大人になる過程とそこでの若者たちの自己形成、そ してそれを支える実践の条件を考えてゆきます。
求める学生像
現代社会への関心、ものごとを問い探求する姿勢。
教員の紹介
卒業論文
- 日本の学校と包括的性教育に関する考察―家庭科実践の可能性に注目して
- 働く母親を支えるものについての考察―労働環境・両立支援の現状と課題
- 新規就農の困難とその解決に関する考察―長野県安曇野地域の夏秋イチゴ農家コミュニティを例に
- 中学校の校則における服装規程とその指導に関する考察―教師の視点から
- アロマンティックに関する一考察
- 服装とジェンダーに関する研究-看護師という職業と看護服の変遷に着目して-
- 手書き文字の字形に関する考察-横書きと変体少女文字に着目して-
- 進学と進路選択のパラドクス
- 中高生の部活動退部による自信の喪失とその回復
- ゲーム依存傾向測定の尺度開発に関する試論
- 性をテーマとするミュージアム/展示を「楽しむ」とはどういうことか―「命と性ミュージアム」の検討を中心に―
- 現代日本において男性同性愛者はいかに表象されているのか 田亀源五郎『弟の夫』、同性愛嫌悪とカミングアウトの事例に着目して
- 大学の学生支援における訪問支援の可能性についての検討
- 信州・真木共働学舎に暮す人びと―「社会」相対化の契機と条件
- 『エミール』「第五篇」の歴史的批評と現代的考察―ルソーの女性観および女子教育観について―
- 「多世代交流広場」を担うスタッフの力量―若者の‘溜め’となる居場所―
- 「若者の社会参加」の再検討