平成18年総会 於 アスペンホテル (10月19日)
昨年(2005年)10月より、北大教育学部同窓会長に選任され、本年2月に刊行されました『同窓会会員名簿・平成17年度版』に就任のご挨拶を書きました。そのさい、第一に、多米豊会長、小島忍幹事長など前役員の方々による永年にわたる同窓会発展へのご尽力にたいする心からの謝意、第二に、同窓会の目的の「会員の親睦と研鑽」の実を深め、多様な卒業期の同窓生の参加への期待、第三に、母校、北大教育学部の大学院重点化、独立法人化の発展などについて述べました。
今日、人類は、新しい時代へと移行しつつあります。即ち、これまでの工業中心社会から「知識教養社会」への過渡期です。知識・情報化社会という学者や知識基盤社会という行政関係者もいます。知識や教養、情報が社会や経済の主要な財力となってゆき、ますます、平和、共生、健康、環境、福祉が重要になり、これらを伝達してゆく教育(共育)活動がいっそう重視される社会です。教育(共育)活動の科学的研究と普及・後継者養成と社会貢献を使命とする教育学研究科・教育学部の役割と社会的重要性は、「知識教養社会」では格段に高まります。知識や教養、情報が社会経済や文化の主要な財となる社会では、「人間の絆」がそれをうみだす基礎となり、重要な社会的な宝となります。その点で、同窓会の活動も大きな新たな社会的意義を持ちはじめてきています。私立大学では以前から重視していた同窓会の役割を、独立法人化した国立大学が、全国的に、今ようやく注目しはじめおります。
今年10月23日(月)午後6時、札幌音楽堂キタラで、北大農学部林学実科を1935(昭和10)年に卒業し、本年2月8日に91歳で逝去した大作曲家、元東京音楽大学学長伊福部昭を偲ぶ「伊福部昭の世界」コンサート(ヴァイオリン三原豊彦、ピアノ土肥睦子、室内楽川越守指揮各氏ほか)を、私が事務局長で企画していますが、中村睦男北大総長、逸見勝亮理事・副学長、諏訪正明農学院長・農学部長ら現役の方々とともに、廣瀬量平氏、谷本一之氏、高村泰雄氏、山田定市氏、三浦英典氏、鈴木泰氏など沢山の教育学部同窓会関係者が、これに協力してくれています。個人的にも「同窓会の絆」が、とても大切なものであることを実感いたしました。伊福部昭氏は、若き時代にパリの国際作曲コンクールで優勝しロシア人作曲家の「チェレプニン賞」を獲得し、私が北大定年後に勤務している北海学園大学とも関係の深い方です。本年10月19日(毎年、第三木曜日)の教育学部同窓会総会及び懇親会に、ぜひ、多数の方々がご出席くださり、世代をこえた新しい絆を創りだすことにご協力ください。
(平成18年同窓会だより より引用)
ホームカミングデー2016 公開シンポジウム
地域を創造する人育て ~産業・生活・学びを支える担い手をめぐって~ を開催します。
シンポジウムチラシ
名称北海道大学教育学部同窓会
役員 | 顧問 | 木藤茂男(教育1回生) |
会長 | 竹田正直(教育7回生) | |
副会長 | 大野雅弘 | |
伊藤静代 | ||
須田 力 | ||
鈴木 泰 | ||
幹事長 | 齋藤 彰 | |
会計幹事 | 山田有毅 | |
高山幸一 | ||
在職教員代表幹事 | 近藤 健一郎 | |
幹事 | 中村襄(教育4回生)他37人 | |
事務局 | 063-0037 | 北海道札幌市西区西野7条2丁目1-2 |
齋藤 彰方 | 電話 090-3773-8824 | |
年会費 | 2000円 | 郵便振替番号 02770-1-4329 |
総会 | 毎年定時開催 10月第3木曜日 |
事業 | 「同窓会たより」の発行(年に1回)、同窓会名簿の発行(概ね3年に1回)、北大広報誌の配布取り継ぎ、同級生への弔電発信等、同級生の親睦の向上になると考えられる事業を行う |
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