北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
Language
トップイメージ

教育学院・教育学部とは

教育学部

ようこそ教育学部へ

ph_1_01

 「教育」の焦点はひと(個人)にあります。しかし人とは、社会的・集団的にしか存在しません。したがって、ひとの可能性とは社会の可能性であり、社会の可能性とは教育の可能性でもあります。

 学校、家庭、職場、地域社会において、間断なく続けられる様々な教育の役割について、複眼的かつ広角の視野を持ち、年齢や職業、あるいは立場を越えて、健全な社会のあり方を展望しうる総合的な能力。これらを兼ね備えた「全人教育」の実践こそ、北海道大学教育学部のめざすものです。

 本学部は、人間を成長させ、社会を発展させる教育の持つ限りない力を信頼するひとたちを歓迎します。


教育学部をめざすみなさんへ

 北海道大学・教育学部は、「教育」という人間のコミュニケーションを媒介とした機能を多面的、多角的に支え、優れた人格の基礎である豊かな知識を備え、ひとと社会の無限の成長を期待する教育の重要性を認識した人材を育成します。

 人間に対する深い尊敬と慈愛および社会的課題に対して視眼的かつ広角の視野を持ち、社会の健全性の基礎となる多様な教育的機能に表れる課題を、的確に把握し、考察し、解決にむけて実践的に行動しうる人材の育成をめざしています。

本学部はこんな人を歓迎します

  • 家庭、学校、職場、社会における固有の教育的課題を、様々な職種を通して解決したいと考えている人
  • 恵まれない人や困難を抱える人々の声に耳をかたむける優しい人
  • 人と人との交流やイベントを積極的に組織できる活発な人
  • 他人や異なる文化の価値観を尊重し、多様な教育を通して社会や世界に貢献しつつ、自分も成長しようと願う

教育学院

ようこそ教育学院へ

教育学院の目的

教育学研究科から教育学研究院・教育学院へ

 大学院・教育学研究科が設置されたのは、1953(昭和28)年4月1日です。修士課程と博士課程をもつ大学院として、教育学と教育制度の2つの専攻が置かれました。それ以後、2000年の3月まで11講座・1大講座、2000年4月から2004年3月まで3大講座・2協力講座、2004年4月から2007年3月まで3大講座・3協力講座体制の下で、教育と研究が行われ、多くの有為な人材を送り出してきました。

 いま、21世紀という新しい世紀の中で、日本の社会も世界の動向も、これまで考えられなかったような大きな変化と、歴史的変革期を迎えています。学問の分野においても、自然科学、人文・社会科学を問わず、想像を超えるような大きな変動と新たな展開に向けての胎動を感じさせる動きがいくつも起き始めています。

 私たちの大学院は、社会と学問の大きな変動にこたえるために、2007年4月から研究組織と教育組織を分離し、教育学研究院と教育学院からなる新しい体制の下で研究と教育を進めていきます。

 さらに、2011年4月から、博士課程を持つ大学院での臨床心理士養成という社会的要請に応じて臨床心理学講座を設置するとともに、全体を5大講座から8講座へと再編することにしました。

教育学院の目標

 研究組織としての教育学研究院は、教育基礎論、教育社会科学、教育心理学、健康体育学の4分野をおき、子ども発達臨床研究センターを附設して活発な研究活動を展開しています。4つの分野では、乳幼児期から高齢期に至るまでの人間の精神的・身体的発達と学習の機制、発達・学習を保障する教育活動・臨床的援助・社会的支援の方法と制度、人が学び発達する社会の構造そのものを多角的に探求しています。附属子ども発達臨床研究センターは、人の発達を支える援助実践、発達障害の子どもたちの困難の分析と臨床的対応、教師の成長・発達のプロセスを研究する3つの研究部門をおき、上の4つの分野の橋渡しをしながら、教育をめぐる実践的な課題に応える研究を進めています。

 すべての院生が所属する教育組織としての教育学院は、教育学研究院の研究成果を十分に生かし、教育の理論的実践的課題を探求する研究者と、教育に関する高度な知識をもった専門職業人を養成することを目的としています。 本学院には修士課程と博士後期課程があり、2011年4月からは学校教育論、生涯学習論、教育社会論、教育心理学、臨床心理学、健康教育論、身体教育論、多元文化教育論の8つの講座から構成されます。

 修士課程修了者の進路においては、博士後期課程へ進むものと、直ちに高度な専門家・職業人として学校、病院、官公庁、諸施設などへ就職するものがいます。博士課程を修了した場合には、ほとんどの人が大学や研究所等の教員、研究職についています。

社会人のための特別選抜試験など

 私たちの教育学院では、1993年から社会人のための特別選抜を修士課程の入学試験で行ってきています。社会人を積極的に受け入れているのも、私たちの教育学院のもう一つの特徴でもあります。選抜人数は45名の修士課程入学定員に組み入れられています。

 社会人特別選抜は、2年以上の社会経験を有する志願者を対象に、研究課題概要とそれにもとづく口述試験を中心にした入学試験で行っています。入学後は一般選抜による修士課程の学生と同様の授業科目を受講することになります。

 以上のように、社会に開かれた大学院と高度な専門的知識と視野の広さを兼ね備えた専門家・高度職業人の養成をめざしていくつかの改革を進めてきていますが、このほかにも、外国人のための特別選抜を修士課程で実施しており、国際色豊かな大学院となっています。

教育学院のアドミッションポリシー

  • 教育学院は21世紀の新しい教育像のグランド・デザインの構築、多様な教育問題の解決をめざす研究者ならびに高度な知識とスキルを備えた職業人の育成を目的としています。このため、学の内外を問わず、教育学の学問分野を専攻し、修士、博士の学位を取得しようとする強い意志を持つ学部学生、及び既に学部を卒業して社会で活躍しながら、自己の研究能力のさらなる向上を図り、学位取得を目指す人材を求めています。また、世界に開かれた大学院の観点から、外国人留学生の受け入れも積極的に行っています。社会人と外国人留学生に対しては、修士課程で特別入試を実施しています。
  • 修士課程の入学試験は、語学と専門に関する筆記試験、ならびにあらかじめ提出された「研究課題概要」に基づく口述試験を実施します。なお、社会人入試では、社会人としての経験を重視するとの方針から、筆記試験を免除しています。
  • 博士後期課程の入学試験は、研究能力の判定を重視する方針にもとづき、あらかじめ提出された「研究課題概要」にもとづく口述試験を実施します。

組織について

 私たちの組織は、主に研究組織と教育組織に分かれています。研究組織としての教育学研究院には、教育基礎論、教育社会科学、教育心理学、健康体育学の4つの分野がおかれ、子ども発達臨床研究センターが附設されています。

 教育組織には教育学院と教育学部が配置されています。教育学院には、修士課程と博士課程をもつ大学院として、8つの講座が置かれています。教育学院で探究する内容は多岐にわたるため、教育学研究院に所属する教員だけでなく、留学生センター、メディア・コミュニケーション研究院、高等教育機能開発総合センターといった学内各組織に所属する教員とともに、各講座が運営されています。

 教育学部は、研究領域ごとにまとまった4つの系で構成されています。

map_1_01

トップへ戻る