北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
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学院長・学部長の挨拶

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 ホームページを訪れて頂いた皆さん、ありがとうございます。ご挨拶にかえて、私たちの学部・学院の特徴を紹介させて頂きます。

 教育学部は教員養成を目的にした学部だと考える人が数多くいます。たしかに、日本では、教員養成を目的にした教育学部が主流です。しかし、北海道大学を含めた旧帝大の教育学部は、教員養成系の学部ではなく教育学の専門的な研究・教育を目的にした「教育学系」の学部です。教員免許を取得することはできますが、教員養成が主たる目的ではありません。

 北海道大学教育学部は大学院の教育組織である教育学院、研究組織としての教育学研究院とともに、「発達と学習の現代的課題にこたえる教育学の創造」を目的にして研究・教育を行っています。この目的に沿って学校教育だけでなく、家庭・地域・企業など社会の様々な領域での教育の問題を扱っています。学校や社会における心や体の発達・学習についての研究・教育も重要な領域になります。

 教育や発達は幅広い内容をもっていて、アプローチの仕方も多様です。そのため、狭い意味での教育学をベースにした教員だけでなく、心理学、社会学、体育学、社会福祉学、医学、社会政策学、運動科学などを学問の基礎にした教員もいます。学問的な背景が多様な教員によって、幅広い内容の学問が展開され、総合的な形で「発達と学習の現代的課題にこたえる教育学の創造」を目指した研究・教育が行われているのが、北大教育学部・教育学院・教育学研究院の特徴の一つです。

 北海道大学教育学部の学生は多様な背景をもった人々から構成されています。学部別入試、総合入試、私費外国人留学生入試、帰国子女入試、3年次編入・転部、国費外国人枠といった多様な方法で教育学部に入っています。出身も、北海道だけでなく、全国各地、さらに海外にまで広がっています。大学院の場合にも、一般の入試により本学部から進学した院生、他大学から進学した院生、外国人留学生入試により海外から入学した院生、社会人入試で入学した社会人経験をもった院生がいます。

 教育学部は学年により学生数が異なりますが、最大の学年でも60名と小規模で、この点を生かして、少人数の演習による教育を重視しています。これも教育学部の特徴です。2年次には基礎演習、3年次には専門演習があります。とくに3年次以降の専門演習は教員の専門にもとづいた専門ゼミともよばれ、ゼミごとに部屋のスペースの割り当てがあり、授業の時間以外にも学生が交流できる環境が整えられています。一方で、ゼミを超えた学習を行うため、複数の専門演習に顔を出したり、自主ゼミを行ったりする者も少なくありません。教育学院では教員の専門分野にもとづいた指導が中心となりますが、専門分野に過度に閉じこもることを避けるため、部屋の配置を始めとして、大学院生たちは伝統的に専門分野をこえた交流をもつような工夫をしています。

 教育学部・教育学院では卒業論文や修士論文が重視されます。問題意識の設定、先行研究の検討、研究課題の明確化、資料やデータの収集、論文の執筆、完成した論文の発表まで、学生・院生が指導教員の示唆を得ながら、自らの力でやり遂げることを基本にしています。論文の発表は、学部・学院の構成員すべてに公開される形で行われます。論文発表までの道のりは平坦ではありませんが、その過程で学生や院生は大きな力を身につけていきます。

 学部生の進路は多様です。進学する者もいますし、就職する者もいます。就職先は多様で、教師を始めとする教育に関わる専門的な職業だけでなく、公務員や一般企業を選ぶ者もいます。最近では、一般企業を選ぶ者が主流になっていて、人材育成を始めとした人事・総務の部門に配属されることが多くなっています。大学院の場合、修士課程を修了した後に、就職する者とさらに研究を続けるために博士後期課程まで進学する者に分かれます。修士課程修了後の就職先は、待遇面や配属部署等は別にして、学部生の場合と基本的には変わりません。博士後期課程に進学した者は、博士号の取得と大学教員を始めとした研究職や教育関係の高度専門職に従事する道を目指していきます。

 北海道大学教育学部・教育学院・教育学研究院は、社会に貢献する有為な人材(財)を育んでいくために、教職員一丸となって学部・学院・研究院での研究・教育を行っています。興味を持たれた方は、HPや学部・学院案内でより詳しい情報をご覧になり、私たちとともに学ぶ道を検討してください。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

教育学部長・教育学院長・教育学研究院長

小内 透

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