教員の紹介
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E-mail
niida*high.hokudai.ac.jp
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メッセージ
「比較」することを通して、自国の教育制度の特徴・課題について知り、さらには各国に共通する教育の法則性や本質的な部分にアプローチします。
専門領域
比較教育学
研究テーマ
- 国際的な資格・能力認証枠組みに関する研究
- 多元的な評価尺度を用いた入学者選抜方法の開発に関する研究
- イギリスの資格(入試)制度における「アカデミック-職業ディバイド」に関する研究
- 国際バカロレア キャリア関連プログラム(International Baccalaureate Career-related Programme, IBCP)に関する研究
研究の内容を表すキーワード
大学入試、外国・国際資格の認証・評価、資格枠組み、イギリスの資格制度改革、普通教育と職業教育、国際バカロレア
研究の詳細な内容
グローバル化の影響を受け、さまざまな側面で大学は改革を迫られており、国際的な大学入学者選抜を可能にするための枠組みの策定が急務の課題となっています。また、AO入試などの多元的な評価に基づく入学者選抜が実施されていますが、コンピテンスや汎用的スキルなどの多様な能力・資質の評価に対応した入学者選抜方法の開発についても、海外の動向を注視しながら取り組んでいかなければなりません。さらには、日本でも最近注目されるようになった職業・キャリア教育についても、今後は大学の機能分化が進むことを想定して、入学者選抜制度の再検討もしくは新たな枠組みの構築を視野に入れた研究に取り組む必要があります。
現在は、イギリスを主なフィールドとして、比較教育学の視点から、これらの課題と密接に関わっている資格制度・政策及び実態に関する研究に取り組んでいます。
略歴
2009年8月 九州大学大学院人間環境学府教育システム専攻 博士後期課程 単位取得退学、2012年8月 博士号取得(教育学)。九州大学大学院人間環境学研究院教育学部門 助教などを経て、2013年10月より北海道大学高等教育推進機構高等教育研究部准教授。
主な研究業績
【著書】
- 飯田直弘(2015)「教育評価と入学者選抜」、岡田昭人(編著)『教育学入門―30のテーマで学ぶ―』、ミネルヴァ書房、pp. 147-154
- 飯田直弘(2013)「イギリス の大学における『職場に基礎を置く学習』に関するケース・スタディ―ミドルセックス大学における高等アプレンティスシップを中心として―」、吉本圭一・稲永由紀(編著)『諸外国の第三段階教育における職業統合的学習』、広島大学高等教育研究開発センター高等教育研究叢書122、pp. 65-81
- 飯田直弘(2012)「試験制度」、日本比較教育学会(編)『比較教育学辞典』、東信堂、pp. 194-195
- 飯田直弘(2010)「現在のイギリスの労働党政権における資格試験制度改革の動向」、望田研吾(編著)『21世紀の教育改革と教育交流』、東信堂、pp. 69-81
【論文】
- 飯田直弘(2010)「イギリスの資格試験制度におけるGCSE職業科目の特質」、『国際教育文化研究』、Vol. 10、pp. 19-34
- 飯田直弘(2010)「イギリスの資格制度改革における『アカデミック-職業ディバイド』の実態―『学力』と『地域性』に焦点を当てた事例分析を中心に―」、『比較教育学研究』、第40号、pp. 66-86
- 飯田直弘(2009)「イギリスにおける『ディプロマ』の導入による職業教育の新たな展開」、『九州教育学会研究紀要』、第36巻、pp. 187-195
- 飯田直弘(2009)「イギリスのGCSE試験における『統制評価』の導入について―地理歴史科に焦点を当てて―」、『国際教育文化研究』、Vol. 9、pp. 73-82
- 飯田直弘(2009)「イギリスにおける資格試験の再編 ―『資格単位枠組み』の導入に焦点をあてて―」、『飛梅論集』、第9号、pp. 33-47
所属学会
日本比較教育学会、日本高等教育学会、日本教育学会、日本教育社会学会、日本教育制度学会、アジア比較教育学会
担当する授業
- 比較高等教育論
- 「よい授業」とは何かを考え実践する(一般教育演習)
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