北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
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教員の紹介

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専門分野

学習・授業論

学部所属

教育心理学分野

学院所属

教育心理学講座

メッセージ

自分が経験した教育が教育のすべてではありません。あなたの知らない素晴らしい教育実践はたくさんあります。一流のラーメンを食べずにまともなラーメン屋になれないのと同様、いい教育実践を知らずに教育について本質的なことを考えることはできません。

専門領域

教育心理学・現象学的実践的教育研究

研究テーマ

主体としての子どもの学びと、それを支える教師のあり方の研究

研究の内容を表すキーワード

学ぶ主体、支える教育観、弱さ

研究の詳細な内容

私は、「子どもが学ぶ主体であり、それを支えるのが教師の役目である」ということを基本的な認識として、主体として学ぶとはどういうことなのか、またそうした学びを支える教師のあり方としてどういうことが求められるのか、という2点を中心に、教育現場と深く関わりながら研究を続けてきました。そしてそのことを、現象学的な理解に基づいて、言語化の困難な、身体性のレベル、存在の仕方のレベルから解き明かすことに努めてきました。とりわけ、「弱さ」という存在の仕方を、教師のあり方としてと同時に、受け入れられるべき子どものあり方として、探求しています。
さらにまた、「子どもが学ぶ主体である」との教育観への抵抗感が強くもつ学生が多いことに気づき、そのこともまた、教育現場において良い実践が広がりにくい、という問題にもつながる、すぐれて実践的な課題と捉え、その意味を追究しています。

略歴

1982年 東京大学教育学部卒業
1984年 東京大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)
1989年 東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学
1990年 姫路工業大学専任講師
1994年 同助教授
1997-8年 シアトル大学(アメリカ合衆国ワシントン州)客員研究員
2004年 兵庫県立大学環境人間学部助教授
2010年 同教授
2011年 北海道大学大学院教育学研究院教授

主な研究業績

守屋淳 2016「『聴く』というあり方―『関係性』の方へ―」(『北海道の臨床教育学』第5号、pp.30-47)
守屋淳・澤田稔・上地完治(編著) 2014 『子どもを学びの主体として育てる』 ぎょうせい
守屋淳 2011 「『弱さ』の教育学のために」(『兵庫県立大学環境人間学部研究報告』第13号 pp.31-40)
守屋淳(編著) 2006 『子どもとともに育つ「技」』 ぎょうせい
守屋淳・杉山浩之(編著) 2003 『個が育ちあう授業をつくる―子どもが追究するということ―』ミネルヴァ書房
若き認知心理学者の会(共著) 1996 『認知心理学者 教育評価を語る』 北大路書房

所属学会

日本教育学会
日本教育心理学会
日本生活科・総合的学習教育学会
日本臨床教育学会
北海道教育学会
北海道臨床教育学会
International Human Science Research Conference

担当する授業

全学教育
 教育技術論Ⅱ(教職科目)
 授業実践研究(教職科目)
学部
 学習・授業論
 現象学的心理学演習
 ことばとからだ
 教育心理学実験2
 専門演習
大学院
 教育心理学特論
 教育心理学調査実験

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