子どもの学びとそれを支える教師のあり方をめぐる現象学的・実践的研究
教育という場は、子どもが学び成長する場であると同時に、大人と子ども、さらには子ども同士が複雑に関わりあう場である。したがって、子どもの豊かな学びや成長を実現するためには、そうした関係のありようにも目を向け、広い視野から子どもの学びを捉えることが必要になる。また同時に、子どもの学びを支える大人のあり方それ自体が、子どもの学びに深く影響するということも重要な視点となる。
このように、教育という場において、子どもたちが、また大人たちが、どのような経験をしているかということをできるだけありのままに捉え(現象学的アプローチ)、さらに子どもたちの豊かな学びや育ちを実現するために、大人の側にどのようなあり方、関わり方が求められるのか(実践的アプローチ)ということを探求していくことを目指している。