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北大幼児園卒園式と「幼児園ありがとうの会」が開かれました.

2010年03月17日 イベント

教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター幼児園(通称、北大幼児園)が58年の歴史に幕を下ろすこととなり、3月14日(日)に最後の卒園式と、卒園生やご家族の方々を集めた「ありがとうの会」が開かれました。

教育学部が創設されて間もない1952年に、故城戸幡太郎教授の発案により、大学近隣の子どもたちを集めた野外保育が開始されたのが、北大幼児園のはじまりでした。当時は札幌市から払い下げされた電車を保育室として利用していたそうです。

その後保育室は教育学部棟に移設され、79年には附属研究施設「乳幼児発達臨床研究センター」(現・子ども発達臨床研究センター)が新築されたのを機にセンター内に移転しました。幼児園は現在に至るまで、たくさんの子どもたちの笑顔を見てきました。

また、創設当初から運営に携わってこられた三宅和夫教授をはじめとする多くの発達研究者が集い、エネルギッシュに研究が進められた舞台でもありました。

14日の卒園式では12名の年長児が卒園式に参列しました。魅力あふれる保育士の先生方が北大の広大な敷地をフルに使いながら豊かな保育を行う中で、めざましい発達を遂げた子どもたちは立派な姿を見せてくれました。

所伸一研究院長からの挨拶による閉園式の後、子どもたちは参加者のアーチをくぐって明るく巣立っていきました。

保育士の先生方が企画された「ありがとうの会」には、小学6年生までの卒園生が招待され、およそ100名の卒園生とそのご家族の方が参加されました。大学構内の「きゃら亭」での会食会の後、幼児園に場所を移して、その歴史をたどるスライドショーを鑑賞。小学生は小さかった頃の自分や友達の姿を見つけて盛り上がっていました。

そして、長らく幼児園長を務めてこられた陳省仁教授(2010年3月末に教育学研究院を退職)に感謝を込めて花束と記念品が贈呈されました。

残念ながら諸般の事情により幼児園の運営が難しくなり閉園の運びとなりましたが、この間に数え切れないほど多くの方々のご協力やご支援を受けましたこと、厚くお礼申し上げます。

(文責・伊藤崇)

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