2025年06月19日 おしらせ
2025年6月14日に北大道新アカデミーの文系コース「『学習』とは何か 学びを深める学びを学ぶ<全8回>」にて、山崎貴史准教授(福祉スポーツ論)が「できない身体から学びを問いなおす」と題した講義を行いました。障害のある人びとのスポーツ実践から、学びとは何か、「できる」や「能力」とはいったい何なのかを考えました。
【受講者の方からのコメント】
「能力」の概念がゆさぶられました。ひとりでできなければ…という思い込みにしばられることがいかに多いことか…。能力や学びを画一的ではなく多様性のあるものへと考えるきっかけとなりました。
【山崎貴史准教授からのメッセージ】
福祉スポーツ論では障害のある人びとのスポーツをテーマに、身体状況が異なる者同士がともにスポーツをすること=ともにあることの楽しさと難しさについてを考えています。
【代表的な著作】
石坂友司・小澤考人・金子史弥・山口理恵子編著(2024)『〈メガイベントの遺産〉の社会学 二〇二〇東京オリンピックは何を生んだのか』青弓社所収、山崎貴史「開催都市のバリアフリー―変容するバリアフリー概念」
より詳しくは北海道大学教育学部の下記教員HPをご覧ください。
山崎貴史准教授HP https://www.edu.hokudai.ac.jp/graduate_school/profile/%e5%b1%b1%e5%b4%8e%e3%80%80%e8%b2%b4%e5%8f%b2/
【北大道新アカデミー】
北大道新アカデミーは、地域の「知」のために、北海道大学と道新グループが協力して2018年4月に開講した新しい学びの場です。学びたい、学び直したい、北大の研究に触れたい・・・北大の研究の今と、学びたい人をつなぎます。リカレント教育推進部がコースのコーディネートを行なっています。2025年の文系コースは「『学習』とは何か 学びを深める学びを学ぶ<全8回>」をテーマに、教育学部の8人の教員が講師を務めます(開講日は4月~6月の土曜日)。
北大道新アカデミーHP https://doshin-cc.com/hda/
北海道大学リカレント教育推進部HP https://reh.grad.hokudai.ac.jp/
【2025年文系コース】
2025年文系コース「『学習』とは何か 学びを深める学びを学ぶ<全8回>」
学習することは私たちにとって身近な事柄のように見えますが、改めて考えると、それは様々な見方や考え方、性質や機能、領域や場面とかかわっていることがわかります。「学習」とは何か、「教育」とは何か、「学ぶ」とはどういうことかを切り口に、私たちの生活と学ぶことの関係や、誰もが学習する機会にひらかれた社会について考えます。