教員の紹介
更新日:
E-mail
ueyama.kojiro*edu.hokudai.ac.jp
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専門領域
教育社会学
研究テーマ
教育機会・教育達成における諸要因の関連構造の解明
研究の内容を表すキーワード
教育と格差・不平等
地域社会と教育
研究の詳細な内容
教育は社会現象の1つですが、教育にも格差や不平等が存在しています。
そこで、教育機会・達成の格差や不平等の実態について、特に地域間格差に注目してきました。具体的には、特に地域間格差が顕著である高等教育に注目し、その進学率の都道府県間格差の趨勢やメカニズムに関する研究を行ってきました。また、近年では、こうした地域間格差に加えて、所得などの経済的要因にも注目し、教育機会・達成の所得間格差に関する研究も行い始めています。
今後は、地域的要因と経済的要因との相互連関を糸口に、教育機会・達成の格差・不平等をもたらす多様な要因の相互連関のあり方について、検討していきたいと考えています。
略歴
- 2013年3月
- 北海道大学大学院教育学院 博士後期課程 修了
- 2013年4月
- 北海道大学大学院教育学研究院 専門研究員
- 2014年11月
- 愛媛大学四国地区国立大学連合アドミッションセンター 研究員
- 2015年7月
- 北海道大学大学院教育学研究院 助教
- 2020年10月
- 北海道大学大学院教育学研究院 講師
主な研究業績
- 上山浩次郎,2020,「北海道内の高等教育機会の地域間格差」『教育学の研究と実践』15:51-62.
- 上山 浩次郎 /井上 敏憲, 2016,「インターネット出願に対する高校教員の行動と意識」『大学入試研究ジャーナル』26:123-128.
- 上山 浩次郎,2012,「「大学立地政策」の「終焉」の影響に関する政策評価的研究:──「高等教育計画」での特定地域における新増設の制限に注目して──」『教育社会学研究』91:95-116.
- 上山 浩次郎,2012,「高等教育進学率における地域間格差の再検証」『現代社会学研究』25:21-36.
- 上山浩次郎,2011,「大学進学率の都道府県間格差の要因構造とその変容 : 多母集団パス解析による4時点比較」『教育社会学研究』88:207-227.
- 上山 浩次郎,2022,「進路、地域、経済」松本伊智朗編著『子どもと家族の貧困――学際的調査からみえてきたこと』法律文化社:203-216.
- 上山 浩次郎,2021,「教育機会の地域間格差と地域移動」中村高康・三輪哲・石田浩編『少子高齢社会の階層構造 第1巻 人生初期の階層構造』東京大学出版会:101-115.
所属学会
日本教育社会学会、日本社会学会、数理社会学会
日本行動計量学会、北海道社会学会、北海道教育学会
担当する授業
専門演習、教育学概説
教育社会科学調査実習(基礎調査実習)
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