家族・複数世代間での相互的な発達と臨床的困難、および家族の拡張可能性と支援の模索
家族関係の中で経験される相互的な発達、および臨床的困難をテーマに、研究活動を行っています。
家族のあり方や社会の中での位置づけは固定的なものではなく、時代を経る中で、あるいは家族が所属する地域や文化によって多様な様相をみせます。また、家族は家族の外側にあるコミュニティや社会制度と切り離された存在ではなく、取り巻く環境から影響を受けながら、結婚や離婚、子育て、介護、看取り、死別といった家族のライフイベントを経験します。そして、ときには虐待、家庭内暴力、ヤングケアラーといった言葉で表現される複雑な課題に直面することもあります。
加えて、現代では、制度および社会で共有される価値観の変化、技術の発展とともに、家族のあり方はますます多様になり、新たな家族のかたちが模索されています。同時に、こうした変化に伴って新たな支援ニーズも生じており、それに応える支援のあり方が求められています。
本研究室では、こうした家族の多様性や拡張可能性に目を向けながら、関係の中に生まれ、関係の中で生きる人のあり方を探究します。そして、理論的な視点、研究によって得られる知見、実践から得られる学びを往還しながら、家族をめぐる課題と支援の可能性について多角的に探究していきます。
家族の発達や臨床的課題、支援に関心をもつ方を歓迎します。また、心理学に留まらず、多様な学問領域の理論や知見と接続しながら、新たな問いを見いだし自ら探究していく姿勢を大切にします。
なお、当研究室に関心を持ち、大学院入学を検討されている方は、事前にご連絡ください(メールアドレス:namiokaの後に@edu.hokudai.ac.jp)。