修士課程では、学部と違って自分で研究を進めることになります。そのため、自分がどのようなテーマで研究をしたいのか、その研究に本学院がふさわしいのかどうかについて考え、本学院を志望するかどうかを判断しなければなりません。
参考となるのが、 専門分野の紹介で紹介している本学院を構成する講座(8講座)とそれぞれに所属する教員の専門分野です。そして、入学後に研究の指導・相談相手となるのが指導教員です。教員の紹介に、本学院で指導教員となる全教員の 専門分野と研究内容を掲載しています。自分が研究したい テーマに合う、指導を受けたい教員を探してください。本案内の他、ウェブサイトをご覧になり、最新情報もご確認ください。入試の出願時には、「研究課題概要(研究目的・方法・計画書)」の作成も必要です。指導を希望する教員には、 出願の前にコンタクトをとり、アドバイスを受けて研究テーマを深めることをおすすめします。それぞれの専門分野の教員が指導した過去3年分の修士論文の題目を。修士・博士論文題目一覧の項目に掲載していますので、合わせて参考にして下さい。
本学院では、教育職員免許状と「臨床心理士」受験資格 を得ることができます。取得可能な資格の詳細は、取得できる資格についてで 確認してください。
入学後は、指導教員が主催するゼミに所属して研究を進めて行くことになります。また合わせて、別の専門分野の教員の指導を受けることもできます。複数の教員のアドバイスを受けることで、多角的に研究を考える機会が開かれています
本学院には院生を経済的な側面からサポートする制度も 充実しています。詳しくは奨学金・授業料免除などの項目を参照してください。
教育学院の修士課程のカリキュラムは、専門的な講義、演習等のコースワークと修士論文に結びつくリサーチワークによって構成されています。このうち、特に修士論文が重視され、指導教員の専門分野に基づいた研究指導を支えにしながら、学問的な論文を完成させていくことになります。 完成した修士論文は、教育学院に所属する全ての人に公開される発表会の場で報告され、評価されます。論文発表までの道のりは平坦ではありませんが、その過程で院生は学問的な専門的力量を身につけていきます。カリキュラムと単位履修の基準については、ディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシーをご覧ください。
本学院は社会の様々な分野における教育の実践を進めて行くために、現職で働く社会人を受け入れる仕組み(社会人特別選抜)があります。また、社会人の仕事と研究の両立のために「長期履修制度」もあります。
留学希望者が修士課程を受験する前に研究生として出願する場合、事前審査を受ける必要があります。詳しくは海外から北海道大学大学院教育学院に留学を希望する方へをご覧ください。
志願者別に、注意事項があります。また、それ以降の入試や、入学してからの行事・届出等やその際の注意事項について書いてあります。詳しい説明は、ホームページの該当個所をご参照ください。
入学前 | |||
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北海道大学 教育学部 |
研究課題概要(研究目的・方法・計画書)を作成します
※指導希望教員とコンタクトをとり、アドバイスを受けテーマを深めましょう。 |
一般入試 |
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北海道大学 他学部 |
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他大学 他学部 |
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社会人 現役教員等 |
社会人入試 | ||
留学希望者 | 外国人留学生入試 | ||
留学希望者 (外国人留学生) 事前審査制度 |
研究生 |
入学後 / 修士課程 〈教育学専修コース・臨床心理学専修コース 共通〉 |
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1年次 | 4月 | 下旬 前期履修届提出
指導教員と相談の上、了解を得てから提出します。 |
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5月 | |||
6月 |
1年目前期に2年間を見越した研究計画がしっかり立てられると余裕を持った研究生活が送れます。 |
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7月 | |||
8月 | |||
9月 | |||
10月 | 上旬 後期履習届提出 | ||
11月 | |||
12月 | |||
1月 | 中旬 修士論文発表会
先輩の修士論文発表会をみておきます。 |
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2月 | |||
3月 |
修了後に就職を希望する場合は、後期に入って準備を始めます。 3月頃からは、本格的な企業訪問・面接等が始まります。 |
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2年次 | 4月 | 下旬 前期履修届提出
指導教員と相談の上、了解を得てから提出します。 |
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5月 | |||
6月 | 下旬 修士論文題目提出 提出前に、指導教員と計画を細部まで練ってから出すとそのあとはスムーズに進みます。 |
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7月 | |||
8月 | 中旬 修士論文中間発表会
講座によって違いがあるので、 先輩に確かめて下さい。 |
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9月 | |||
10月 |
2年次後期には修士論文の執筆が本格化します。 |
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11月 | |||
12月 | 下旬 修士論文提出
草稿の段階から、指導教員だけでなく、 周りの院生にも読んでもらいましょう。 |
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1月 | 中旬 修士論文発表会
学会発表のような教員・院生が数十人集まる中での発表です。事前練習が成功の鍵です。 |
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2月 | 上旬 博士課程入学試験 | ||
3月 | 下旬 修了 | ||
学位修士取得
長期履修制度を利用する場合は 履修期間が最長4年まで認められます |
10 月~11月:臨床心理士資格審査試験〈臨床心理学専修コース 修了者〉
1年次前期
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1限 | |||||
2限 | 特論A | ||||
3限 | 特論B | ||||
4限 | 特論C | ||||
5限 | |||||
6限 | 研究法 | ||||
7限 |
合計11単位
1年次後期
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1限 | 総合講義 | ||||
2限 | 特論D | ||||
3限 | |||||
4限 | |||||
5限 | 特論E | ||||
6限 | |||||
7限 |
合計9単位
合計10単位
修士課程修了者の進路 | |||
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進 学 北海道大学大学院博士後期課程 他大学大学院博士課程 |
就 職 公務員(教員)、民間企業など |
復 職 (現役社会人大学院生) |