博士後期課程では、リサーチワークとそれに基づく 学会等での発表や論文執筆が中心となります。修士課程のような教室での授業はなく、指導教員から指導を 受けながら研究を進めることになります。積極的に学会や研究会に参加し、発表を行うことや論文を書いて 学術雑誌・書籍等に掲載することが求められます。公開発表会を含め、博士論文が水準に達したと認められれば、博士の学位=博士号が授与されることになります。
博士後期課程を修了するには、課題研究Ⅰ・Ⅱ(各2単 位)と総合研究(8単位)を修得した上で、博士学位論文を提出することが必要です。
以下の種類の論文が掲載された場合に、課題研究Ⅰ・課題研究Ⅱの単位として申請できます。
学位論文執筆に向けて準備が整った者が、提出予定学 位論文の内容および論文作成計画・進捗状況を発表し、 審査を受けて認められることで単位を修得できます。
なお、下記の3つの要件を満たしていることが必要です。
博士後期課程に3年以上在学し、「課題研究Ⅰ」 2単位、 「課題研究Ⅱ」 2単位及び「総合研究」 8単位、合計12単位を修得した後、学位論文を執筆して提出し、指導教員を主査とする審査委員会の審査を受けて認められれば課程博士(教育学)の学位が取得できます。
12単位を修得後、博士論文の審査を完了させずに退学する場合は、単位取得退学として認められます。また、単位取得退学後1年以内であれば、学位論文の提出 が認められます。学位論文を提出後、審査を受けて認められれば課程博士(教育学)の学位が取得できます。
志願者別に、注意事項があります。また、それ以降の入試や、入学してからの行事・届出等やその際の注意事項について書いてあります。詳しい説明は、それぞれに書かれた頁をご参照ください。
社会人特別選抜により本学院の修士課程に入学し修了した者入学前 | ||||
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社会人特別選抜により本学院の修士課程に入学し修了した者 | 研究課題概要(修士論文の要旨と今後の研究計画)を作成します
※指導希望教員とコンタクトをとり、アドバイスを受けテーマを深めましょう。 |
学科試験 (外国語試験) |
口述試験 (提出した研究課題概要に基づき日本語で実施) |
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他大学大学院修士課程を修了した者または修了見込みの者 | ||||
一般又は外国人留学生特別選抜により本学院の修士課程に入学し修了した者または修了見込みの者 | 口述試験へ (学科試験免除) |
入学後 / 博士後期課程 | ||
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1年次 | 前 期 | 4月上旬…研究題目届の提出
博士後期課程には授業はありません。指導教員との議論を行い研究計画概要に基づき研究に従事します。 |
後 期 | 3月末…研究成果報告書及び研究計画書の提出
研究計画書は次の年度の1年間の研究計画 の内容を具体的にまとめましょう。 |
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2年次 | 前 期 | |
後 期 | 3月末…研究成果報告書及び研究計画書の提出 | |
3年次 | 前 期 | 博士論文中間発表会
2年次後期から3年次後期にかけて行われます。中間発表会が 終わると博士課程論文の構想が見えてきます。 |
後 期 |
→審査→課程博士(教育学)取得 博士後期課程を修了するには博士後期課程に3年以上在学し、「課題研究Ⅰ」2単位、「課題研究Ⅱ」2単位及び「総合研究」 8単位、合計12単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、本学院の行う博士論文の審査および試験に合格する必要があります。 |
長期履修制度を利用する場合は履修期間が最長6年まで認められます
単位修得退学→1年以内に学位申請(学位論文提出)→審査→課程博士(教育学)取得
学位申請(学位論文提出)→審査→論文博士(教育学)取得
博士後期課程修了者の進路 | |||
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研究職 大学、短期大学、研究機関など研究員 |
就 職 公務員(教員)、民間企業など |
復 職 (現役社会人大学院生) |