脳機能の視点から
子どもの「学び」を考える
「読む」「書く」「計算する」など私達があたり前のようにできるようになったことがどうしてもうまくいかない子ども達がいます。学習障害の子ども達は、怠けているのでも能力がないのでもなく、学び方=脳の使い方が他の人と少し違うのです。ゆっくり学ぶ知的障害の子ども達は、1つ1つの学習課題の克服に必要な基礎的能力に気づかせてくれます。学習のつまずきの原因を脳機能の視点から検討することで、子どもの学習メカニズムについて理解を深めるとともに、支援法について考えてみましょう。
学習に関わる能力の発達、学習のつまずきやその支援法について、認知のメカニズムや脳の機能から考えてみたい人を歓迎します。
・日英バイリンガルにおける、言語が数の認知に与える影響についての検討
・注意資源の操作が単語記憶課題における非流暢性効果に及ぼす影響
・身体経験が水平方向の音ー空間対応に与える影響
・書字に困難を抱える中学生にとってのノートテイキング
・第二言語の音素意識に指導法の違いが与える影響
・自宅学習におけるゲーミフィケーションを取り入れた支援
・日本語文の読みにおける意味的プレビュー効果
・新しい正字法の学習における指導方法と音韻意識の影響
・事象関連電位を用いた視覚的ワーキングメモリにおける過去と現在の情報統合処理についての検討