北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
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学部のゼミについて

更新日:
教育社会科学分野
地域大学調査(2006年、旭川大学)

高等継続教育

テーマ

高等教育と継続生涯教育との接続・連携の研究、大学と社会との連携(パートナーシップ)構築、大学の経営・管理・統治・評価の研究、高等教育の理念と政策研究、大学における専門職要請、大学の自治・自律の存立構造研究、入試選抜・評価、高大連携などのテーマを本研究グループは対象領域としている。

紹介

 この研究グループは、高等教育を大学・大学院だけを対象とするのではなく、広く中等後教育の視点、あるいは生涯学習ないし継続教育の視点から高等継続教育としてとらえかえしたいと考えている。扱うテーマは従って、幅広い。高等教育の原理的歴史的省察、比較研究、教養教育と専門教育の関連構造、大学評価、大学成人教育、高等教育行財政、高等教育システム論、中等教育と高等教育の接続関係、高等教育機関と地域社会とのパートナーシップの研究、非伝統型学生や成人学生の生涯学習の視点に立った教授学習プログラム開発、専門職の養成基礎教育・継続教育の研究、等々を基礎科学的、応用科学的そして実践科学的に対象とするものである。

求める学生像

 大学生であることの意味を自分の言葉でとことん確かめたい君、今の大学って少し変、おかしくないかと思っている君、高学歴ワーキングプアと言うなと思っている君、専門性のある教養人、キャリア教育など、もう一つの教育学を学びたい君。

教員の紹介

卒業論文

    • 大学のキャリア教育におけるインターンシップの事例研究
    • 北海道大学教育学部創立過程の研究―城戸の『原構想』の検討
    • 卒業論文の有効性に関する質的検証―北大教育学部卒業生インタビューより

ゼミ生からのメッセージ

田岡 昌大
 高等教育とは、中等教育(高校)以上の段階の教育を指します。つまり、私たちは大学の中に居ながら大学を研究しているわけです。一見すると奇妙に見える かもしれません。しかし、例えば大学の場合、今日では人によっては進学は「当たり前」かもしれない一方で、その当たり前(=大学)を私たちはどれほど知っているのでしょうか。むしろ「知っている」からこそ、何も知らない場合はないでしょうか。簡単に出せる答えではなく、様々な関係性と歴史の上の現在によっ て安易な自明性を壊す「知」――このゼミで学ぶ楽しさは、まさにそんな風に「私」が壊れる瞬間です。
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