学習能力の発達とその障害に関する神経心理学的研究,学習障害に対する支援方法の開発
「読み」「書き」「計算」などの基礎的学習能力の習得過程やその障害メカニズムについて、認知心理学的検査、脳波(事象関連電位)、脳機能画像検査などを用いて、神経心理学的視点から検討を行っている。院生が主体となり学習につまずきのある子ども達への学習支援にも取り組んでおり、認知特性のみならず、意欲・注意・情動調整など学習に影響するさまざまな側面を考慮し支援方法の検討を行っている。また、小学校と連携し、学習のつまずきが顕在化する前に支援介入を行う「RTI(Response to Instruction:介入に対する反応)モデルを用いた音読支援」についての実践研究を行っている。 評価や支援の中での気づきを研究に繋げる、研究から得られた知見を教育実践や治療的介入に生かす、という双方向性の研究を目指している。
学習に関わる能力の発達、学習のつまずきやその支援法について、認知心理学的な視点から研究したい人を歓迎します。
子どもの実際の学習の様子から研究を立ち上げます。学習につまずく子ども達に共感的に関わることのできる人を希望します。