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- 健康教育論講座
運動生理学
テーマ
•運動を支える身体の機能とそのメカニズム
紹介
運動生理学は、運動を支える身体の機能とそのメカニズムの解明を目指す学問です。運動時の身体機能(神経、筋、呼吸、循環など)が、どのような仕組みで調節されているのか、運動習慣や加齢などによってどのように変化するのか、といったことが研究されます。そこで得られた成果は、身体的な作業、学校や地域での体育・スポーツ活動、健康増進のための運動、あるいは競技力向上のためのトレーニングを効果的かつ安全に進めるうえで大切な知識になると期待されています。ただし、運動生理学では、ある規定された枠組み(つまり、身体諸機能)の中でのみ運動を捉えているため、運動理解には限界があります。そこで、私たちの研究室では、身体運動を捉える枠組みを意識した広い視野から研究に取り組んでいます。
求める学生像
- 運動に内在する多様な身体現象に興味を持ち、その理解あるいは探求を主体的、創造的に進めることができる学生。
- 他の研究者とも関わりながら共同して学習や研究を進めることができる学生。
教員の紹介
修士論文
- 呼吸筋の疲労が下肢筋皮質脊髄路の興奮性に及ぼす影響
- CO2再呼吸時の中枢化学受容器の活性化による自律持続性筋収縮の増強
博士論文
- 高強度運動に対する肺換気応答の調節に関する研究
- 短時間全力運動の繰り返し時に見られる筋疲労の機序