思春期から青年期の発達およびそこで生じる諸問題についての研究
思春期から青年期の発達および諸問題に関心を持つ方をお待ちしています。何か特定の分野の最先端を目指すというよりも、個性的な面白い研究をする人たちが集まる研究室にしていきたいと思っています。そして、個性的なテーマの追求が、結果として、その分野の最先端になることが理想です。そのため基本的には、研究室に所属する各人が自立したテーマをもち、それに向かって自ら追求する姿勢を尊重します。
また教育や人々が抱える諸問題を扱いますので、心理学に限らず、広範な学問領域に対して関心をもつ方、研究の成果を現場に還元するのみならず、研究と実践の関係のあり方を常に問い直し続ける姿勢をもつ方を歓迎します。
当研究室に関心を持たれた方、大学院受験をお考えの方は、教員の加藤(katou@edu.hokudai.ac.jp)まで、あらかじめご連絡ください。もちろん学外の方の受験も歓迎します。
1.中学生の仲間集団間の社会的地位と学校適応における関連性の検討
2.小規模の部活動における活動形成の論理:北海道の高校サッカー部での参与観察をもとに
3.日本の現代青年における自己の仮面性に関する検討 :「キャラ」を介した友人関係による不適応過程に着目して
4.児童生徒の自傷行為の発生要因と保健室を中心とした学校対応
5.学校外の支援施設における不登校回復過程と支援構造
6.自立を通した親子関係の変化とつながりの再検討:関係の中に生きる者が自立を目指すことの意味とは
7.The Process, Consequences, and Care of Aggravated Bullying Victimization: A Comprehensive Study(いじめ被害の深刻化プロセスとその影響及びケアに関する検討)
8. 小中移行における学校適応の変化過程と関連要因の縦断的検討:なぜ中 1 で不登校は増えるのか