お知らせ

2024年度・第3回 子育て家庭の貧困と支援を考える

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2月26日(水)に、当センター主催の公開講座・第3回「子育て家庭の貧困と支援を考える」を開催しました(オンライン)。講師は北海道大学大学院教育学院博士後期課程の佐藤奈月氏が、聞き手はセンター兼任教員の上山浩次郎先生が担当。全道各地から視聴してくださいました。お寄せいただいたご意見・ご感想の中から、抜粋して下記に紹介いたします(いずれも掲載OKの許可をいただいた内容です)。この他にも、たくさんの声をいただきました。来年度以降の公開講座開催に向けて参考とさせていただきます。ありがとうございました。

受講者アンケートより

・相談を受ける立場にありますが、相談ということに困り感を抱えているということをお聞きし、相談のハードルを下げ、多くの人に情報提供できるように支援していくことが必要だと感じました。
・アンケート調査に基づく内容、特に自由記述から、保護者の方の生の声を聴けたように思いました。政治家や自治体首長に聞かせたい内容でした。
・子育て中の家庭での切実な困りの声を聞かせていただき、大変参考になりました。
・調査結果で図に分かりやすく表しているだけでなく、併せて図の説明などお話から理解することができました。
・所得階層のめやすが参考になりました。自分の感覚と実際の所得との誤差。実生活の実感と、型にはめてみた(他者との誤差)自分の位置付け。上を見たらきりがないけれど、何処で折り合いをつけるのか、何が本当の豊かさなのか、など深いテーマだと思いました。
・ニュースなどで、貧困と聞いて、金銭面に対することを想像していたが、時間の貧困ということばを聞き、貧困とは、多種多様な困りごとがあることを知ることができました。
・自由記述欄に着目したというのが面白いと思った。子育てとお金に関することで、なんとなく肌感覚で感じていたこと、感じていることが取り上げられないのはなぜなのだろうと思っていたが、大規模なアンケート調査等で想定した質問に合わないと「その他」を選択して自由記述欄に書くことになり、その声を拾い上げるのは難しい(というか別の手間がかかるから?)ということを実感した。