子ども臨床研究プロジェクト
プロジェクト概要
子ども臨床研究プロジェクトでは
- 子どもの不適応や臨床に関する理論的研究
- 心理アセスメント法、支援プログラムの開発
- 特異的発達障害に対する学習支援、小集団支援 等
を軸とした活動を行っております。
学習障害のある子どもへの支援方法の開発
読み書きや計算につまずく子どもたちに、通常学級における支援と個別の学習支援の両面からアプローチしています。
1)T式ひらがな音読支援:小学校と連携して1〜2年生の子どもたちのひらがな読み能力の支援を行っています。
2)ディスレクシア支援室:読み書き能力や認知能力の評価を行い、学習方法の提案を行います。学習障害の診断のある小中学生が対象です。
3)読み書きや計算能力に関する基礎的研究:随時行っています。実施中の研究についてはお知らせをご覧ください。
チーム体制
- 関あゆみ(北海道大学)
- 室橋春光(学外研究員、名誉教授)
- 橋本竜作(学外研究員、北海道医療大学)
- 山下公司(学外研究員、南月寒小学校)
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社会的養護児童のキャリア・カウンセリングに関する実践研究
里親家庭や施設で暮らす子どもと里親,施設職員と一緒に,子どもたちの将来展望を育むことを目的としたキャリア・カウンセリング・プロジェクトに取り組んでいます。各地域での実施に向けたコンサルテーションなども行っています。
チーム体制
- 井出智博(北海道大学)
- 片山由季(学外研究員,児童養護施設春光学園)
- 森岡真樹(学外研究院,児童家庭支援センターはるかぜ)
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道内の社会的養護経験者の“その後”の暮らしを支える支援の実現に向けた実践研究
里親家庭や施設から巣立った子どもの”その後”の暮らしを支えるパーマネンシー(永続的な関係)保障について考えるプロジェクトです。特に調査などを通して明らかになった道内各地域の特徴や子どものライフスタイルに応じたあり方を検討し,社会実装に向けて取り組みます。
チーム体制
- 井出智博(北海道大学)
- 松田考(学外研究員,札幌市若者支援総合センター)
- 今西良輔(学外研究員,札幌大谷大学短期大学部)
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発達臨床アセスメント及び支援方法の開発
発達面に偏りがあったり,集団場面や対人関係で不適応が生じていたりする子どもへのアセスメント方法や支援方法に関する研究を行っています。
1)子どもの認知,行動調整,社会性の発達と学校適応に関する縦断調査(認知発達発達研)
様々な発達検査,心理検査は子どもの苦手さや支援の手立てを把握するために,用いられます。その臨床応用の基礎となるウェクスラー検査(WPPSI,WISC)や実行機能検査(BRIEF)や社会情動的発達に関する検査の信頼性・妥当性の検証,解釈システムの構築,臨床適用に関する研究を行っています。
- 就学前の子どもの社会情動的発達チェックリスト(SEDC-P)を公開しました。どなたでも実践現場でお使いになれます。
→ チェックリストのダウンロードはこちらから - 小中学生用の子どもの社会情動的発達チェックリスト(SEDC-C)を公開しました。どなたでも実践現場でお使いになれます。
→ チェックリストのダウンロードはこちらから
2)社会性や情緒面の発達支援プログラムの開発と効果の検証(発達臨床プログラム研)
就学前幼児,学齢期,思春期のソーシャルスキル・トレーニングや社会性・情動面の支援に関する支援プログラムの開発と効果の検討に取り組んでいます。
→ 現在,募集はしておりません。
- 発達臨床プログラム研の成果物(出版物)