教職の「高度化・専門職化」の 世界的潮流 ー相手を操作可能対象とみなすのではなく、 相手から学ぶ専門家としての教師ー
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子ども発達臨床研究センター・教職高度化研究部門主催事業
- 15:00 ~ 17:30
- 北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟4階W410教室(オンライン参加可)
- 教員、研究者、学生等
(画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。)
主催:北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター
教職の「高度化・専門職化」の 世界的潮流 ー相手を操作可能対象とみなすのではなく、 相手から学ぶ専門家としての教師ー
昨今の教員不足は、労働環境がブラックであるという文脈で語られがちであるが、例えば医師は、労働環境は著しくブラックであるが、医学部の人気はより加熱している。この違いを生んでいるものが、「高度化・専門職化」である。1990年代以降、世界の教職は、制度面を含めて高度化した。例えばイタリアの保育では、子どもは「子どものままで十分に知的」で、「自分の経験から世界を意味づけることのできる有能な存在」と定義されており、保育士は「子どもが世界の声を聴く、その声にならない声を聴く」専門家、つまり子どもの世界認識から学ぶ専門家として位置づけられている。このことが保育士の地位向上に劇的な効果を発揮し、収入等も跳ね上がった。日本のように「未熟な存在の面倒をみる仕事」と思われている限り、保育や特別支援は専門職とはみなされず、待遇も改善されない。本講演では、現行の制度のもとでも、日本においてどのような、教職の「高度化・専門職化」が可能であるのかを、全国の先行事例などと世界の事例、そして教育学を接続することを通して、参加者で考える機会としたい。
■プログラム
15:00~ 趣旨説明・永島先生の紹介
15:05~ 永島先生の講演
16:20~ 休憩
16:30~ フロアからの質疑から対談
(永島先生・守屋)
■お申込み方法 専用フォームまたはメールでお申し込みください。
▶専用フォームからのお申込み :QRコードを読み込むか、クリックしてください。
メールでのお申込み:moe-endo★edu.hokudai.ac.jp(★を@に変更してください)宛に以下の内容をお送りください。
①お名前
②ご所属
③参加方法(ZOOMか対面かどちらかをお書きください)
④懇親会参加の有無(参加費は¥4.000円程度です)