2025年度公開講座・第1回「研究でいじめをへらすことはできるのか?(加藤弘通)」を開催しました
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11月19日(水)に当センター主催の公開講座・第1回「研究でいじめをへらすことはできるのか?」を開催しました(オンライン)。講師はセンター兼任教員の加藤弘通先生が担当。お寄せいただいたご意見・ご感想の中から、抜粋して下記に紹介いたします。(いずれも掲載OKの許可をいただいた内容です)。
受講生アンケートより
・いじめの定義、いじめの4層構造も知りませんでしたが、基本から教えていただけてありがたかったです。特に、KiVaプログラムの概要と、今の日本では展開しにくい理由、手間の割に効果がイマイチ…といったプロセスを経て、どのようにアプローチするのが一番良いかを考えたという流れを説明していただけたのがとても良かったです。研究されている加藤先生と現場の高田先生の対談という形も分かりやすく、研究者が想定しているアプリの使い方と現場のそれに差があることもリアリティを感じてとても良かったです。
・研究と教育現場のコラボがもっと進むと良いと思いました。
・私自身は学校関係者ではないので、「子どもたちに関わる時間を生み出す」ことを家庭や社会に置きかえながら話をお聞きしました。例えば、学校が(先生たちの負担のない形で)地域にひらかれ、保護者や地域の人たちが「(日常的に)時間を生み出し」、大人たちが子どもたちの近くで「関わらない関わり」をすることも、なかなか難しくなっていると感じました。学校での取り組みが先生たちにとって&子どもたちにとって良い方向へ働くことが今後の調査で一層わかっていくことを願いたいと思います。そして、学校だけでなく(地域において)家庭や社会が子どもの育ちにどのように関わりを持っていけるか?どんな日常の関わりが子どもたちにとって良いのか?を考えたり、気にかけて行きたいです。
・改めて、いじめ、自殺、不登校の関係性を見つめ、学校支援を考えるきっかけとなりました。ありがとうございました。
・教師がきちんと対応することが1番大事なんだなーと思いました。いじめの対応は、間違えてはならない雰囲気が校内にあり、慎重さが迅速さを上回っていると思います。いじめられてると思ってる子がいるとわかったら即対応する!それを管理職や生徒指導が邪魔しないことが大事。納得できるお話でした。
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この他にも、たくさんの声をいただきました。今後の公開講座開催に向けて参考とさせていただきます。ありがとうございました。
