プロジェクト・データ
子ども発達支援研究プロジェクト
プロジェクト概要
子ども発達支援研究プロジェクトでは
- 乳幼児から青年までの生活・発達に関する調査
- 発達支援現場でのアクションリサーチ
- 支援者の支援に関する研究 等
を軸とした活動を行っております。
「いじめリスクアセスメント・アンケートの実装と改善」
この研究では、これまでの研究で開発した「いじめリスクアセスメントツール」を、実際に小中学校で使用してもらい、以下3つの点を明らかにすることを目指しています。
1つめは、いじめリスクアセスメントを使用したアンケートを複数回実施することで、実際にいじめをどの程度、減らすことができるのかを明らかにします。
2つめは、どのようないじめリスクアセスメント・アンケート活用方法が、よりいじめ解消に対して、効果的であるかを明らかにすることです。
3つめは、実際に上記のアンケートを利用した、子ども、教師、保護者、スクールカウンセラー等に調査を行い、その改善を行うことです。
チーム体制
- 加藤 弘通(北海道大学)
- 太田 正義(学外研究員,常葉大学)
- 谷山 大三郎(学外研究員 (株)スタンドバイ)
- 舒 悦(北海道大学大学院教育学院博士後期課程)
「第三者委員の支援組織の構築」
いじめや虐待の重大事態が起きると第三者委員会が立ち上がり、そこに大学の研究者(学識経験者)や心理師などが関わることが増えています。しかし、そこで培った経験は、守秘義務の壁があるため、その事案に関わった関係者及び行政組織のみで共有され、次の事案に活かされにくいという問題点があります。
そこで、教育委員会や役所といった行政組織外に、学識経験者、心理師、弁護士を中心とした集団守秘義務をもつ組織を構築し、第三者委員の支援を行うとともに、その経験やノウハウの蓄積を目指したいと思います。
チーム体制
- 加藤 弘通(北海道大学)
- 篠原 岳司(北海道大学)
- 弁護士
- 心理師
異年齢保育の実践論理:developmentalismに拠らない保育の価値の探求
近年、導入する保育現場が増えていると言われる「異年齢保育」について、その現場がどのような経緯や背景によって異年齢保育を取り入れるようになったのか、保育者や子ども、保護者や地域の人びとなどの変化にはどのようなものがあるかについて、全国各地の保育現場へのヒアリング調査を中心に共同研究を進めます。
(科研費基盤研究(B)、2024~2027年度研究助成)
チーム体制
- 川田 学(北海道大学)
- 榊 ひとみ(札幌学院大学)
- 高橋 真由美(藤女子大学)
- 吉川 和幸(国立特別支援教育総合研究所)
- 美馬 正和(北海道文教大学)
- 長津 詩織(名寄市立大学)
- 及川 智博(文教大学)