25 社会人入学を希望する方へ 1 1 社会人のための特別選抜試験など 私たちの教育学院では、 1993年から社会人のための 特別選抜を修士課程の入学試験で行っています。社会 人を積極的に受け入れているのも、私たちの教育学院 の特徴です。選抜人数は45名の修士課程人学定員に組 み入れられています。 社会人特別選抜は、 2年以上の社会経験を有する志願 者を対象に、研究課題概要の提出とそれにもとづく口 述試験を中心にした入学試験で行っています。入学後 は一般選抜による修士課程の学生と同様の授業科目を 受講することになります。 1 社会人学生の声 I 長期履修学生制度 長期履修制度は、職業や育児等の理由により就学に影 響があると認められた者に対して、標準修業年限(修士: 2年、博士後期: 3年)の延長(長期履修)を認める制度で す(修士: 4年まで、博士後期: 6年まで)。長期履修を認め られた場合、長期履修期間に納付する授業料の総額は、 標準修業年限に納付する授業料の総額と同額になりま す。この制度を希望する場合は、出願手続きの際にお知 らせいただき、入学手続きの前に必要な書類等を提出し ていただきます。詳細については教育学事務部教務担当 にお問い合わせください。 ゼミの様了 大人になってからの充実した学び直しの魅力 山崎窺子(修士課程3年H) 所属乳幼児発達論 勤務先: 札幌大谷短期大学 非常勤講師、看護師など 私は、長年勤務した自治体病院を退職し、その後は 週3 日クリニック勤務の他、子育て支援や訪問保育、 大学非常勤講師として活動しています。これまで NICUの看護師として働く中で、赤ちゃんと養育者を つなぐケアの重要性を実感し、より深く学びたいとい う思いから、北大教育学院への進学を決意しました。 研究テーマは「新生児の睡眠と親子関係」です。特 に、初産の養育者が適切な支援を受けながら育児を実 践することで、赤ちゃんが心地よく過ごし、穏やかに 生活が滑り出す仕組みを探っています。研究を進める 中で、先行研究を辿りながらも新たな発見をする過程 が大変興味深く、学びの面白さを実感しています。 北大教育学院には、手厚い指導を受けられる環境 と、多様な分野の研究者との交流の機会があります。 他学部の講義や研究室での議論を通じて、視野が広が るのも大きな魅力です。長期履修制度を活用すれば、 働きながらでも無理なく学ぶことができます。 学び直しの機会は、新たな可能性を開きます。社会 人としての経験を活かしながら、研究に挑戦する楽し さを多くの方に知ってもらいたいです。 GRADしAL SCIIOOL O LDUCAIION HOKKAIDO Ul'-IVcRS IY 教育学院へ留学を希望する方へ 1 1 研究生(外国人留学生)事前審査制度 外国人留学生のための特別選抜試験 教育学院では、外国から研究生を受け入れるにあたって、 「研究生(外国人留学生)事前審査制度」を設けています。大学 院進学を目的として研究生として留学したい方は、指定され た期閻内に教育研究支援室(下記)に事前審査を申し込んで ください。事前審査で指導教員の内諾を得て研究生になるこ とを認められた方が、研究生に出願できます。詳細は、教育学 院ウェブサイトの留学希望者向けページをご覧ください。 教育学院では、海外からの留学生を積極的に受け入れて います。外国人のための特別選抜を修士課程で実施してお り、毎年多くの留学生が入学しています。また博士後期課程 に進学する留学生もあり、一部の講座では英語による大学 院入試も行っています。 出願資格と試験科目詳細については、募集要項をご確認 ください。 なお、すでに来日して日本国内の大学等に在籍している方 や研究生にならずに大学院入試を受験して進学したい方は、 別途お問い合わせください。 (この制度は変更の可能性があります。最新の情報は教育学 院ウェブサイトでご確認ください。) ●事前審査申請期間 研究生(外国人留学生)の入学時期は4月と 10月です。事前 審査はそれより半年以上前に行われるので、研究生として 留学したい方は早めにご準備ください。 ●事前審査申請のための提出書類 事前審査申請書、研究計画書、履歴書、日本語能力証明書な ど(研究生(外国人留学生)出願要項を確認してください)。 ●問い合わせ先・申請書類送付先 北海道大学教育学研究院 教育研究支援室 Tel: +81-(0)11-706-2603 E-ma il:ryugaku@edu.hokuda.iac.j p ※事前審査申請書類はメール(PDF) でのみ受け付けます。 1 留学生の声 I 留学生活の困難を乗り越える「一歩を踏み出す勇気が大切」 しゅ しゅんき 朱俊輝(修t課程1年) 所属:身体教育学 学部4年生のとき、日本語を専攻していましたが、 さらに語学力を向上させると共に、スポーツと教育に 関する課題に深く取り組みたいと考えました。自身の 教育経験を振り返ると、体育やスポーツ教育の重要性 を強く感じ、その価値を歴史・文化・社会的視点から探 求するため、北海道大学への進学を決意しました。 研究では、中国と日本で開催されたアウトドアス ポーツ国際大会における環境保護の取り組みを分析 し、国や地域による違いを比較検討しています。また、 スポーツと環境に関する一般市民の意識を調査し、 データを統計分析することで、持続可能なスポーツの 推進に向けた課題を明らかにすることを目指してい ます。 研究を進める中で、多くの人と交流し、さまざまな 意見を聞けることが魅力的です。一方で、留学生とし て言語の壁に苦労することもありますが、北大教育学 院の先生方や先輩方の手厚いサポートのおかげで、充 実した学びを得ることができています。 大学院修了後、帰国してスポーツ産業に関わる仕事 に就くことを目指しています。スポーツと環境の持続 可能性を推進する研究を通じ、社会頁献したいです。 26
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