北海道大学大学院教育学院パンフレット

i 研究テーマ 青年期、セクシャル・マイノリティ、 i ^ 研究テーマ 身体運動の理解から - トラウマの支援を探求する ,.彎 体育やスポーツについて考える 教 運 育 高等教育における学生相談、セクシュアル・マイノリティ支援、虐待・犯罪被害・ 動 身体にはその内部環境(pHなど)の恒常性を維持する機構が備わっています。 臨 死別体験等によるトラウマの支援といった領域における、臨床心理学的な支援の 生 恒常性は生命現象の碁本原理であり、身体運動においては、パフォーマンスや疲 床 実践と研究を行っています。支援の実際は、力動的心理療法、持続エクスポー 理 労と密接に関係します。本研究室では、運動時における恒常性の発現維持の機構 `‘ 子-L lし\ 渡邊誠 ジャー療法等の手法を址本としつつ、現実的かつ折衷的に行い、被支援者の利益 柚木孝敬 およびそれが獲得される過程に関心を持ち、外部環境や主観的側面をも含んだ全 理 ~ ~ 子トと 准教授 が最大になるよう留意します。具体的な事例について、支援と回復の過程を丁寧 教授 身的協関の視点から、主に呼吸系と神経•筋系の活動およびそれらに伴う知覚の . に検討する事例研究を積み重ねることにより、普遍性を見出すことを目指しま 変化に着目した実験研究を進めています。‘‘人間の運動’'の統合的理解を目指して す。こういった領域に関心を持つ人とともに学んでゆきたいと考えています。 おり、そこから、身体教育や運動学習との接合を探りたいと考えています。 i 研究テーマ 精神障害者、生きづらさを抱える人々の「生」に学ぶ i ゜ 研究テーマ 生物時計の仕組みを解明し ,. 1""" 1 心身の健康を支える生活リズムをデザインする 障 時 室 間 ---―~置 障害者臨床心理学ゼミでは、障害者、生きづらさを抱える人々の「生」を共に考 ,. 本研究室では、ヒト生物時計の構造と機能を明らかにするための基礎研究と時 Eコ 者 える場を提供しています。本ゼミでは、障害を個人と環境との関係性の中におい 生 間生物学の視点に立った新たな健康教育プログラムの開発を目指したフィール 臨 て捉える視点と、当事者に学ぶ姿勢が共有できる人を求めます。固定概念を根本 物 ド研究を進めています。また、ヒトの睡眠覚醒リズムを示すモデル動物を用いて、 床 松EEi康f から問い直す質的研究に取り組む仲間が集まるゼミです。人間の「生」の営みに 学 山仲勇二郎 ヒトでは追求することが困難な生物時計の脳内機構に関する研究にも取り組ん ``~ ~ lし\ 教授 はさまざまな局面があります。そのリアルに触れること、フィールドに赴くこと 准教授 でいます。大学院における研究活動では継続的な努力と情熱を持って真摯に研究 理 子呂 を厭わず、己に問いかえしながら人間の日常的な営みの機微、物語を、粘り強く に取り組む姿勢が求められます。本研究室で時間生物学研究に真剣にとりくんで . 捉えていこうとする愚直な探求者を歓迎します。 みたい方の大学院進学を歓迎します。 i i 研究テーマ 生きづらさを抱える子ども・若者の ^ 研究テーマ 身体文化史、スポーツの文化史を通じて - 暮らしと育ちを支える心理臨床の探求 - 世界史の再構築に挑戦する 福 身 祉 児童虐待や機能不全を抱えた家族との生活、被災・被害体験など、子ども時代の りU贔 帝国主義、ファシズム、ジェンダー、伝統と近代、ローカリズム、グローバリズム、 臨 逆境体験(ACEs) は長期にわたり深刻な影響を与えます。本ゼミでは、個と社会へ メディア、外交、ナショナリズム、トランスナショナリズムを分析視角として身体文 床 のアプローチを念頭に置きながらACEsを経験した子どもや若者への支援につい 化を探究しています。イギリススポーツ史、 B英比較史を専門に行ってきましたが、 `‘ lし\ 井出智博 ての実践、研究に取り組みます。この時、否定的影響だけではなく、困難を乗り越 面冊 池田恵子 最近はトランスナショナリズムの観点から一国史に修正を迫る歴史に関心があり 理 ~ 学 准教授 えることによる心理的成長やそれを支える要因にも注目して取り組みます。子ど 教授 ます。身体文化は政治、制度、法律、宗教、軍事と無縁ではなく、社会のあらゆる場に . もや若者、その支援者と共に彼らの暮らしと育ちを創造することを通して、実践 おいて見えざる権力と関係しています。我々自身の存在=身体を取り巻く身近な文 知を探求していく熱意ある人を歓迎します。 化事象を通じて新しい世界史を構築することに興味のある人を歓迎します。 研究テ―| 強迫的な行動を抱える人々に対する I it` 研究テーマ 過去の優れた実践者に学び マ 新たな理解や支援を見出す 身体教育の未来を探求・創造する 強迫症/強迫性障害は、患者本人だけでなく、支援者(家族等)も巻き込む難治 体 1 ゐ教育という枠組みの中で展開される、あらゆる身体運動を対象として研究を 性の精神疾患です。私はこれまで、強迫症状の中でも既存の理論から理解が難し 教' 行なっています。主に、学校体育を対象として、実践的手法を用いた授業研究、理 <尺~ 育|‘ く、治療が難しい「不完全感」から生じる強迫症状に着目し、研究を進めてきまし 論的研究手法を用いた授業づくり研究、哲学・歴史学などの手法を用いた授業の 指方賢太 た。研究を通して、強迫柾状に悩む人々の新たな理論モデルや有効な臨床心理学 こ 崎田嘉寛 基礎的研究を進めています。また、教育・体育格差や僻地教育における身体教育 助教 的介入法を明らかにしたいと考えています。今後も既存の理論からは理解するこ 准教授 の実践研究、日本の身体教育とアジアやヨーロッパとの比較研究なども射程に とが難しい精神的問題の解明に向けて、新たな理論の構築や有効な介入法を見出 入れています。研究と実践を通じて学問を発展させたい方、日本固有の体育的価 すために研究に励んでいきたいと考えています。 値を相対化し世界に発信してみたい方の大学院進学を歓迎します。 19 20

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