5 視覚の認知心理生理学:多様性からのアプローチ 』| ^ | 研究テー 社会的な諸活動に子どもが言語を媒介として 野 研究テーマ 参加する過程に関する心理学的研究 ,. 視 仁 知 号五 子どもは社会的な諸活動に参加する存在です。その際に重要な媒介となるのが 視覚は社会生活における極めて重要な情報源です。見ることは瞬時に起きてそ ロ口 覚 : : 発 の過程はふつう意識されませんが、脳における精緻な並列・階層的処理で実現さ 言語です。こうした観点から、子どもとその周囲の人々による自然会話の社会生 認 れ、意図や学習、文脈が影響します。私たちの研究室はその仕組みと生涯にわたる 達 態学的な分析を行います。例えば家庭や幼稚園、小学校といった場でのコミュニ 知 吟 河西哲子 発達や個人差に関心があり、行動実験に加えて脳波・事象関連電位 (ERP) を測定 面冊 伊藤崇 ケーションに子どもがいかにして参加するのか。さらには参加を通していかにし 過 .~ 程 教授 しています。脳波 •ERPは、一瞬一瞬の処理のダイナミックな変化を可視化する 准教授 てみずからの生活を改変していくのか。私が関心を持つのは言語発達のこの側面 吟 「心の顕微鏡」です。疑問と興味に駆動され、実験操作と統制の機微と予想外の結 です。幼児期から児童期にかけての社会的発達を、言語的行動という側面から調 面冊 果からの謎解きを楽しむ人を歓迎します。 べたい方との協同研究をしてみたいと考えています。 . . i 研究テーマ 学習能力の発達と 胃省 層 一| 研究テーマ 令t至ミ的に構築される学習動機づけの探求 ,. その障害に関する神経心理学的研究 "'~ 子トと 認 習 学習障害を主な研究対象として、背景となる認知機能や脳機能についての研 し口本研究室では、教室場面における児童•生徒の動機づけ過程の理解と促進につ 神 究を行っています。研究手法としては、認知心理学的検査、機能的MRIなどを用 いて取り組んでいます。学習動機づけ研究は主に、学習者の「認知的側面」、「社 経 いています。学習につまずきのある子ども達への個別評価に括づく学習支援や 会・文脈的側而」に精目したものの 2 つに大別できます。私の研究では、比較的後 `‘ lし\ 関あゆみ 小学校での実践研究も行っており、評価や支援の中での気づきを研究に繋げる、 づ 大谷和大 者のほうに比重を置きつつ、学級環境や親と児童•生徒の動機づけの関連を検討 理 学 教授 研究から得られた知見を教育実践や治療的介入に生かす、という双方向性の研 け 准教授 しています。一方、前者についても、学習におけるメタ認知の役割も着目してお 究を目指しています。了ども達への支援や教育と神経心理学的研究の両方に興 三ム り、幅広く研究を行っています。実験や縦断調査、さらにはメタアナリシスなど .~ 目冊 . 味•関心のある人を求めています。 マルチメソッドで現象に迫りたい方を歓迎します。 i - i | ^ | 発達障害の人たちへの支援を 研究テーマ 子どもの〈問題〉のなかに発達の可能性をみる 研究テーマ 認知心理学と臨床心理学から構築する発 胃贄 達 非行、不登校・ひきこもり、いじめ、自傷行為、思春期・青年期になると、様々な ` | 発達障害の人たちの認知は独特なため、空気が読めない、こだわりが強い、些 心 〈問題〉を起こせるようになります。本研究室では、発達心理学の視点から、こう 細なミスが多い、作業が遅いなどと言われたりします。しかし認知心理学の視点 理 した<問題〉を起こすことを可能にしている発達とは何かを考え、〈問題〉という . でその認知特性を眺めれば、彼らと私たちの接点、人間の多様性がわかってきま 子呂 臨 加藤弘通 視点から人間の発達を捉え直すことを目的としています。このような視点に立 安達濶 す。発達障害の心理臨床と支援はそこから始まります。本ゼミは人間に関心があ . . 鷹 教授 つことで、〈問題〉を単に解決することを目指すだけでなく、く問題〉を可能にして 教授 り客観的な理解による共感的な態度で発達障害支援に向き合う人たちを求めま いる力をよりポジティブな方向で活かすためには、どのような支援や制度のあ I里 す。研究領域は幅広く、視線などの行動指標による認知研究、環境と行動の分析 り方が求められるのか広く考えて行きたいと思っています。 子ト当 による学習支援や行動支援、特性理解による自己認知支援などを行っています。 . ; i ”島、 乳幼児の発達と子育て・保育実践の連関をさぐる 子どもの心理アセスメントや 研究テーマ 発V, t 研究テーマ 支援方法に関する発達臨床研究 " . 乳 幼 子どもの様々な行動や能力は、コミュニティヘの参加を通して発達します。現 達 詈 発達障害やその関連の困難、学校不適応が生じていたりする子どもの臨床実践 ノ1日L , 代では、集団保育の過程と子どもの発達を不可分の系として理解することが重要 臨 に関する研究に取り組んできました。現在進めている研究は、認知・行動・社会性 発 です。子どもは育てられながらコミュニティそのものを変容させていく主体で 床 アセスメントの臨床適用の下支えになるような信頼性、妥当性の検討や解釈法に 達 琴 川田学 す。発達心理学をベースに置きながら、様々な学問分野の知見を援用して、人間発 日冊 岡田智 関する研究です。また、行動調整(実行機能、注意、切り替え)や社会情動的スキル 琴 ~ 百冊 教授 達を総合的に探究する理論と方法を共につくり上げていく人を求めています。基 准教授 (社会的認知、社会的動機、情緒、感情調整など)、発達障害特性に応じた支援・指 ~ 礎的・理論的な研究から、現場に深く入り込む実践型の研究まで、幅広い関心を持 導にも関心があり、臨床現場で有効なアセスメント方法、療育プログラム、支援方 つメンバーによる創造的な研究室運営を目指しています。 法などの開発、効果の検証にも取り組んでいます。 1 7 18
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