北海道大学大学院教育学院パンフレット

専 門 分 野 【+ 〈 〗 子勁 奴 = 自 琴 躙 】 』『 専 門 分 野 【江 仁 ム = 勁 奴 { 自 〗 子 】 専門 分野 【部 が{自 江紅 ム=〗 子】 専 門 分 野【 # 年辛 末叫 叙 {自 】 専 門 分 野【 呻 呻 辛 未能 力 形 成論 】 専門 分 野 【勁 奴 { 自毎 呻 汎 皿琴 躙 】 専 門 分野 【 職業 キャ リ ア教 育論 】 研究テーマ I 大学における多様な学びの経験を 実証的・実践的に解明する 今日の大学教育は、大学進学率の上昇を背暴として学生の多様化が進行するな ど、一層複雑さが増しています。大学教育論では、複雑化した大学教育における正 課カリキュラム(授業や評価を含む)と正課外活動(学習支援など)の双方を対象 田中孝平 として、学生の関与や経験の様相、教職員の役割などについて実証的・実践的に解 助教 明していきます。その際、大学教育の前段階である高校教育における教育活動と の共通性・異質性の考慮、他国の大学教育との比較検討を通して、よりよい大学教 育の再創造を目指します。 研究テーマ I 子育て、子育ち、親育ち実践の協同による 学習・教育過程を考察する 現代の子育ちゃ子育て、教育問題は、個人での解決は不可能であり、親どうし、 地域での協力が不可欠ですが、現実には孤立がいっそう進行しています。つなが りを阻む子育て問題の構造的把握、より困難を抱えた親や地域住民が協同するた めに必要な支援とは何か。第一に、地域で子育て、子育ち、親育ち実践を担う人々 の協同活動を通しての学習・教育過程や条件の解明、第二にそのような実践を成 立させる場やコミュニティの特質についての解明を目指します。子育てに限ら ず、広く地域福祉活動に関心を持つ人とともに研究を行いたいと思っています。 §ゞ 1:山浩次郎 准教授 研究テーマ[教育と社会の関連を解明する 教育機会・達成の格差や不平等の実態について、特に高等教育の地域間格差に 注目し、その進学率の都道府県間格差の趨勢やメカニズムに関する研究を行っ てきました。また、近年では、こうした地域問格差に加えて、所得などの経済的要 因にも注目し、教育機会・達成の所得間格差に関する研究も行い始めています。 今後は、地域的要因と経済的要因との相互連関を糸口に、教育機会・達成の格差・ 不平等をもたらす多様な要囚の相互連関のあり方について、検討していきたい と考えています。 研究テーマ[産業労働と教育の関係そのものに迫る 労働と教育の関連については昔から様々な研究があります。しかし、具体的な 労働の諸問題 たとえば非正規雇用、長時間労働、ブラック企業等々 な ど、現代的な課題との関係で労働と教育の具体的な関係を解明しようとするな 上原偵ー らば、特定の産業分野における労働の現場で何が起きているか、という事柄に迫 教授 らなければなりません。ともに労働と教育の具体的な関係性の解明を目ざしま しょう。 研究テーマ I 労働におけるジェンダー平等に関する研究 企業を中心に、キャリア格差や長時間労働等の男女労働者が抱える問題とそ の是正に関する研究を行っています。企業(経営者や人事担当者)、管理職、一般 男女労働者へ調査を実施し、企業はどのような経営方針と雇用管理のもとで労 駒川 智子 働者を採用・配置·育成・評価・処遇しているのかを考察します。そして制度や職 教授 場文化に潜む問題を明らかにし、ジェンダー平等に向けた方途を理論的・実証的 に提示することを目指します。公正でやりがいのある職場づくりと男女がとも に仕事と家庭を大切にできる社会の実現に向けて、一緒に研究しましょう。 佐々木宏 准教授 烏山まどか 准教授 研究テーマ I 貧困・不平等に関する研究を通して 教育と福祉のあり方を考える 貧困が一人一人の人間の「生」をどのように傷つけるのか、またそれを和らげ るためにはどのような制度や援助が必要なのかという問いを抱きながら、国内 外のフィールドで調査研究をしてきました。その主な成果は、『インドにおける 教育の不平等』 (2011 年、明石書店)、『シリーズ 子どもの貧困③ 教える・学 ぶ:教育に何ができるか』(編著、 2019年、明石書店)、「戦後日本において貧困 問題の当事者運動はどう語られてきたのか一「生活と健康を守る会」運動を事例 に一」『社会文化論集』 17号 (2022年)などです。 研究テーマ I 貧困・不平等に関する研究を通して 教育と福祉のあり方を考える 家族の中の「お金」と家計管理にかかわる問題から貧困について研究していま す。特に、世帯内資源(貨幣)配分という観点をもって貧困を実証的に捉えることを 課題としています。たとえば、借金や滞納問題に直面したとき、家族はどのような 対応をとるのか、家計管理において中心的役割を果たす人(女性が多い)への資源 配分はどのようであるのか、その人にはこの問題はどのようなものとして経験さ れるのか、そして、それがどのような社会構造・制度的背景の下で発生しているの かなどです。こうした実証研究を貧困研究に位置づけていきたいと考えています。 研究テーマ I 老し盲『と職業の関係を実証的に探求する 日本には目立った資源がなく、あるのは人的資源のみです。知識埜盤社会 (Knowledge Based Society)の中で、この人的資源を高めていくことが軍要な 課題となっています。このため、教育の充実による人材開発もこれまで以上に重 亀野淳 要になっています。こうした観点から、近年の経済社会環境や労働市場の変化を 教授 考慮しながら、大学を中心としたキャリア教育のあり方、人材開発における教育 の効果や高等教育と産業社会との関連などを主要課題として研究を進めていま す。特に、統計分析等による定量的分析や海外との比較研究を行っています。 15 1 6

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