北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
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学部のゼミについて

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教育心理学分野

教育臨床心理学

テーマ

●心理的支援のための人間理解
●隠れた必要性に目を向けて

紹介

●実は必要性の高いトラウマとセクシャル・マイノリティの支援に向けて
精神分析的な心理療法、災害のこころのケア、学生相談などを行う中で、トラウマの心理学的支援とセクシャル・マイノリティ支援を中心に考えるようになっています。困難だけれども、必要性の高いテーマだと思っています。全体としては、様々な困難を抱える人々を心理的支援を前提に、どう理解するかという問題を考えてゆきます。

求める学生像

生身の人間に生起する様々な「問題」に関連する多様な要因を、支援を前提とした視点から整理整頓して、色々な角度から見てゆける能力を大切に考えています。

教員の紹介

卒業論文

  • 「失うこと」が人生に問いかける意味

  • 日常的空想活動における空想効果の認識と適応的空想利用の検討

  • 児童期・青年期の「将来の夢」は就職活動にどのように影響するのか

  • 「社会人基礎力」向上の要因に関する研究

  • SNSにおいて他人の攻撃的な書きこみを見た経験が自身の書きこみに与える影響について

  • 先延ばしにおける時間的展望と楽観性・悲観性の関連について

  • 抑うつが対人ストレスコーピングに及ぼす影響の検討-拒絶場面に注目して-

  • 家族のネガティブな出来事に折り合いをつける過程について

  • 大学生の「メンヘラ」当事者としての語りに関する考察

  • 大学生のメンタルヘルスにおける自助方略の傾向に関する検討~新型コロナウイルス感染症流行前後の変化に着目して~

  • 過去のスクールカースト体験が大学生に与える影響ー学校適応感と自尊感情に着目してー

  • オンラインコミュニティにおけるコミュニティ感覚がメンタルヘルスに与える影響

  • 大学院生の研究活動に対する認識と自己評価-工学系大学院生を対象とした調査から-

  • 看護職における職場の人間関係がもたらす変化の過程

 

ゼミ生からのメッセージ

私たちは普段、家族や友人、先生、恋人など、様々なライフステージの中で、様々な人々と関わり合いながら生きています。このような関わり合いは私たちを支え、安心感をもたらすこともありますが、反対に不安感や困難をもたらすこともあります。
教臨ゼミでは、この「他者との関わり合い」について学び、生きていく上で困難を抱えている人々への支援を考えていきます。
ゼミの雰囲気はとてもほのぼのとしています。昨年は文献を読んで議論する形式で行われましたが、何気なく投げかけた疑問や感想が重要な論点につながること も多く、教授からだけでなくゼミ生からもたくさんのことを学べました。どんな発言も尊重してもらえるので、あまり緊張せずに参加してみてください。
様々な人々が抱えている生きづらさとはどのようなものか、支え合うために何ができるのか、まだまだ分からないことがいっぱいあります。困難を抱えている 人々の視点から、そして自分たちの視点から、人々との関わり合いや支援について一緒に考えてみませんか?(2012年度卒業生 井出菜都美)

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