お知らせ

【開催報告】北大公開講座「発達臨床セミナーⅡ 発達障害の当事者研究と自己理解支援」

投稿日: 子ども臨床研究部門

11月17日(日)に北海道大学W棟にて、北大公開講座「発達臨床セミナー ・発達障害の当事者研究と自己理解支援」を開催しました。札幌近郊のみならず、道内各地から、教育や福祉・医療等の現場で支援にかかわっている方々、60名以上が受講されました。

第1部「特別支援教育における自己理解支援の展開(学齢期における自己との折り合い)」では、首都圏の小学校における通級・特別支援学級での実践事例として、「小学生の2E(発達障害とギフテッド)の強みを生かした支援」について岡田克己先生(横浜・仏向小学校)に、「自己理解の支援」について森村美和子先生(東京・狛江第三小学校)に、話題提供をしていただきました。

第2部「自分自身で、ともに(青年・成人における当事者研究)」では、札幌学院大学・山本彩教授のコーディネートにより、いちこ氏、ST・KEN氏、ひろし氏ら3名のピアサポーター・当事者の方々にお一人ずつ、当事者研究をご紹介いただきました。それぞれの方が、外から与えられた言葉ではなく、自分自身の気づきから生まれた自分の特性や苦労を、ご自身の言葉で語ってくださいました。

最後のディスカッションでは、フロアからたくさんの質問や感想も寄せられ、受講された皆さんが日々実践の場で抱える葛藤や思いがあふれでた時間だったようにも感じられました。