北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
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専門分野

多元文化教育論

学部所属

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メッセージ

「原稿に直接活かせなくても、(…)バックグラウンドを知っているかどうかで、書く内容の厚みが違ってくる」(野村進『調べる技術・書く技術』講談社)ことをいつも自分に言い聞かせています。

専門領域

1.中世文学・比較文学 2.多文化理解論

研究テーマ

写本の本文はなぜ流動するか

研究の内容を表すキーワード

英雄叙事詩・年代記・異文化比較

研究の詳細な内容

現在2つのテーマで研究をしています。

1.これまで長く、中世ドイツ語圏の英雄叙事詩と日本の軍記物語との比較・対比に従事してきました。互いに無関係に成立した文芸ジャンルなので、概念の規定・成立事情・写本伝承の様相・受容状況・使用される語彙など、さまざまな視点での比較を試みました。相互の研究成果を対比し、両者を包括する体系的な理論の構築を目指しています。現在は写本の本文が流動する過程に関心を持ち、英雄叙事詩に加えて年代記文学にも取り組んでいます。中世ドイツの英雄叙事詩の一部や年代記文学ではしばしば写本ごとに本文が大きく変わっています。なぜそのような現象が起きたかについて、同様の現象に関する研究が盛んな日本文学の成果からも刺激を受けつつ、考えを進めています。

2.いわゆる「後朝の歌」(英語ではdawn songs)に関心を持っています。日本社会では宮廷社会の習慣に深く根差した現象だったのに対し、ヨーロッパではまるで違う様相です。これらを対比する作業を通して、両文化の差異の一面を明らかにしたいと考えています。

略歴

2022年 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院特任教授

主な研究業績

論文等

  1. Kinuginu – Dawn Songs in the Japanese Court Society of the Middle Ages. 『北海道大学大学院教育学研究院紀要』139号 (2021), 145-158. DOI: 10.14943/b.edu.139.145
  2. 中世ドイツ文学の写本伝承における本文流動の研究(研究プロジェクト).『北海道大学大学院教育学研究院紀要』137号 (2020), 137-143. DOI: 10.14943/b.edu.137.137
  3. ハインリヒ・フォン・ミュンヘンの『世界年代記』(2)― 中世後期ドイツの写字生が典拠と取り組む姿勢 ―.『北海道大学大学院教育学研究院紀要』133号 (2018), 41-57.
  4. Das Nibelungenlied in Japan bis 1945 – eine Pseudorezeption? 『独語独文学研究年報』(北大)44号 (2018), 159-172. URL: http://hdl.handle.net/2115/70510
  5. ハインリヒ・フォン・ミュンヘンの『世界年代記』―研究の現状と課題―.『メディア・コミュニケーション研究』71号 (2018), 111-142.
  6. 『ヴィルギナール』研究の歴史・現状・課題―ブレーメン版の刊行に寄せて―.『北海道大学大学院教育学研究院紀要』129号 (2017), 115-134.
  7. 多文化理解論の実践―東西後朝考―.『北海道大学大学院教育学研究院紀要』127号 (2016), 1-8.
  8. ディートリヒ叙事詩の語り出し―『ディートリヒの敗走』の構造考察のために―.『メディア・コミュニケーション研究』69号 (2016), 99-116.
  9. 『ディートリヒの敗走』からハインリヒ・フォン・ミュンヘンの『世界年代記』へ―主人公の「祖先の系譜」について―.『独語独文学研究年報』(北大)42号 (2015), 1-23.
  10. 『ニーベルンゲンの歌』はゲルマン的か.『国際広報メディア・観光学ジャーナル』21号 (2015), 21-33.
  11. 中世ドイツ文学の研究と教育―『ニーベルンゲンの歌』をめぐる近年の学術出版状況から―.『北海道大学大学院教育学研究院紀要』121号 (2014), 1-15.
  12. 清水賢一郎・増田哲子・寺田龍男(共著)「教員アンケートによる初習外国語に関する意識調査(2013)-分析と考察-」「1年次学生アンケートによる初習外国語に関する意識調査(2013)-分析と考察-」「高年次学生アンケートによる初習外国語に関する意識調査(2013)-分析と考察-」.河合靖・清水賢一郎(編)『全学教育外国語に関する意識調査と北大生の英語力の変化』北海道大学外国語教育センター (2014), 83-96, 97-111, 113-130. URI: www.imc.hokudai.ac.jp/lang/Hokudai_CLL_2013report.pdf
  13. Die Heiligen in Lienhart Scheubels Heldenbuch.『メディア・コミュニケーション研究』65号 (2013), 1-12.
  14. リーンハルト・ショイベルの英雄本」に関する諸問題―日本人ゲルマニストの視点から―. 『北海道大学大学院教育学研究院紀要』118号 (2013), 179-193.
  15. Zum Wortschatz in Lienhart Scheubels Heldenbuch. In: Neue Beitraege zur Germanistik 11-1 (2012), 101-114. URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgg/145/0/145_KJ00008425739/_pdf/-char/ja
  16. Zur Faktizität in der japanischen Heldendichtung Gunki-monogatari. 『独語独文学研究年報』(北大)38号 (2011), 19-25.
  17. 中世ドイツ文学の発信型研究の試み―日本文化を出発点として―. 『メディア・コミュニケーション研究』61号 (2011), 169-184.
  18. Der Wortschatz bei >Virginal< – Versionen (V10), (V11) und (V12) -. Teil 3: Topoi. 『メディア・コミュニケーション研究』59号 (2010), 77-94.
  19. Der Wortschatz bei >Virginal< – Versionen (V10), (V11) und (V12) -. Teil 2: Heiden und ausser- sowie uebernatuerliche Wesen. 『メディア・コミュニケーション研究』58号 (2010), 137-152.(改訂版URI: http://hdl.handle.net/2115/44813
  20. Der Wortschatz bei >Virginal< – Versionen (V10), (V11) und (V12) -. Teil 1: Kriegerbezeichnungen. 『独語独文学研究年報』(北大)36号 (2009), 62-79.(改訂版URI: http://hdl.handle.net/2115/44810
  21. 軍記物語と英雄叙事詩(5)―概念規定の諸問題―」『メディア・コミュニケーション研究』57号(2009), 35 – 54.
  22. Der Mongolen-‘Sturm’ in Ost und West. 『独語独文学研究年報』(北大)33号 (2006), 69-87.
  23. Literarische Darstellungen eskalierender Schlachten im Mittelalter. Ein Ansatz zum Ost-West-Vergleich. In: Von Mythen und Maeren. Mittelalterliche Kulturgeschichte im Spiegel einer Wissenschaftler-Biographie. Festschrift fuer Otfrid Ehrismann. Hrsg. von Gudrun Marci-Boehncke / Joerg Riecke. Hildesheim: Olms (2006), S. 626-643.
  24. Kriegerbezeichnungen in der Dietrichepik. 『独語独文学研究年報』(北大)32号 (2005), 57-79. URL: http://hdl.handle.net/2115/26186

口頭発表

  1. 1000-1340年のドイツ文学(中央大学第28回学術シンポジウム『グローバル文化史の試み』総括シンポジウム(2021年12月19日)オンライン)
  2. Das Nibelungenlied in Japan bis 1945 – eine Pseudorezeption?(2017年6月21日)、於ブレーメン大学。
  3. 『ディートリヒの敗走』とハインリヒ・フォン・ミュンヘンの『世界年代記』について(北海道ドイツ文学会第80回研究発表会   2015年12月12日)、於北海道大学。
  4. 中世ドイツのいくさ物語(2)(平成遠友夜学校2015年2月17日)、於北海道大学。
  5. 異文化ではなく多文化―文学研究におけるひとつの可能性―(多元文化教育論講座第1回定例研究会  2015年1月9日)、於北海道大学。
  6. 中世ドイツのいくさ物語(平成遠友夜学校  2014年11月25日)、於北海道大学。
  7. 「リーンハルト・ショイベルの英雄本」に関する諸問題(北海道ドイツ文学会第75回研究発表会 2012年12月15日)、於北海道大学。
  8.  The Mongol ‘Storm’ in East and West(大モンゴル国成立800周年記念ムンフテンゲル研究国際学術大会 2006年8月15日)、於ウランバートル。
  9.  Haudegentum in Ost und West(シンポジウム「現代に生きる中世」1995年9月26日)、於ベルリン日独センター。

所属学会

日本独文学会、史学会、西洋中世学会、軍記・語り物研究会、北海道教育学会など

担当する授業

多文化理解論

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